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カレーは両手を広げて待っているandCURRY日誌➖20241001

怖い夢を見て、汗だくになって起きた。怖いというか、絶望と悲しみしかない夢で、今でもはっきり覚えているくらい。ももこを探してひとしきり撫でて、一緒にベッドで寝ようとしたが、ももちゃんパンチを喰らい、わたしの願いは虚しく散る。

今日は少しお休みの日。お昼から打ち合わせがあったので、それまではのんびり過ごす。夫といっちゃんの中で、登園時に忍者になりきる、というのが流行っていて、ママも一緒にやらないかと誘いを受け、忍者になることにした。気合を入れてレンガ色の服を着て一体化を狙った。3人でこそこそと走り歩き、時には色んなものに擬態し、あっという間に園に着いた。結構疲れた。

打ち合わせのため池尻大橋へ向かう。すっかり秋なので、着たかった金木犀のスカートを選んだ。可愛い。わたしはおしゃれとは程遠いのだが、洋服が好きだ。羽根木にはたくさん好きなブランドのアトリエがあるので、ついつい散財してしまうのであった・・・。
さて今日はみかさんとの11月にあるイベントの打ち合わせをした。みかさんはわたしがセブンルールズに出演したのを見てくださって連絡をくれた時からの仲なので、かれこれ8年ほどのお付き合いだ。ワークショップの企画を生業にしていらっしゃる。年上の経営者の先輩なのに、いつも学んでいて(現在は韓国語を)、柔らかい雰囲気ながらかっこいい。わたしが落ち込んでるといつも励ましてくれる。
ランチがてら、ということになり、池尻と中目の合間にあるアラスカツヴァイにゆく。お店のまとう雰囲気が素敵で、席数に対しての空間の広さ、厨房のオープンさに心を掴まれる。食事もヴィーガンと言われなければ、気づかないほどに充実した一皿だった。

うちもヴィーガンのカレーを必ず一つはラインナップに入れている。どんな時も誰とでも楽しめるレストランでありたいのでそうしている。一緒にごはんを食べたい友だちがヴィーガンだったとしても、キッチンに来て下されば、お互い好きなものを選べるし、気を遣いあったりしなくていい。もちろんヴィーガンでなくても、美味しそうだからと野菜のカレーを選んで下さると嬉しいし、お子様やご高齢の方やお酒が飲める人、飲めない人、みんなが、誰ときても楽しんでもらえるメニュー構成にしたい、そうなっている自信がある。

最近お酒が飲めない人はお断り、というレストランが多い。それぞれの意思決定の背景があるし、業態によってお酒を飲まないということは、コンセプトに差し障りがあるがあるのだろうけど、お酒が飲めない友だちが結構多いのでお店選びに苦労することがある。
一方でカレーは両手を広げて待っている、みんなおいでよ!と言える最強の食べ物だと思うのだ。

キッチンに戻り、昨日できなかった仕込みの続きをする。包丁を研いで鯖を捌いた。魚を捌くのがもっと上手になりたい。綺麗にできるようになりたいし、綺麗にできるということは、本来は食べれるはずのところを無駄なく捨てなくて良いということなのだと思うのでね。


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