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才能が眩しい。andCURRY日誌➖20241104
朝、カレーを作って店を出る。
うちに帰るとピクニックの準備が整っており、いざ出発、となったとき、いっちゃんから「ねぇ、おしゃれしないの?」と聞かれた。
仕込み着のまま帰ってきて、そのまま行こうとしたのがバレた。
「このままじゃ、カレーの人だって思われちゃうじゃん、カレー食べたいなって思われちゃうよ、昨日のひらひら(ワンピースのこと)もかわいかったじゃない、いっちゃんあれ好きよ。そうだ今日はいっちゃんが選んであげる」
と、わたしのクローゼットをガサゴソ漁り、ネイビーのmameのワンピースに決まった。
近所の公園で、夫が作った、妙に手の込んだサンドイッチを食べ、いっちゃんを追いかけまわし、川沿いをランニングするかのごとく走った。mameで。黒河内さんもこのワンピでまさかランニングしてる人がいるなんて思ってもいないだろう。
夕方から恵比寿に向かう。うたちゃんと待ち合わせをして、いざBLUE NOTE PLACEへ。ワンピースが映える予定もあるのだ。
いつもお店のBGMにしている、matt malteseさんのライブがあるのだ。and CURRYチーム6人で予約し、うたちゃんと一足先に現場入りして、ワインを飲んでいた。優雅である。薄暗い店内でお酒を飲んで、うたちゃんと話しているだけで、もう結構満たされた気持ちになっていたけれど、他のメンバーも到着して、ライブが始まるともう夢心地だった。
ピアノでの弾き語りで奏でられる耳馴染みのある曲たち。透明で繊細なのに、時に力強い声。曲終わりの一瞬の沈黙すら美しいの何事。ワインのあることも忘れて、ひたすら音楽に浸る時間でした。乾いた心が潤う。
自分の作った曲にこんなにも多くの人が耳を傾け、ライブに出かけ、世界中をツアーで回るなんて、どんな気分なんだろうか。あんなに美しい曲を生み出すのは、どんな気分なんだろうか。本当に才能が眩しい。会場を出る時、物販のブースに立つご本人を目を細めて眺めてしまう。すごい人だねぇ、あんた、とちびまる子みたいに彼の肩をポンポンと叩きたい気分。
最近、才能と努力について考える。わたしはあんまりこれという才能がないのですが、努力することに関しては一般的に見て、できる方なんじゃないかと思う。知らんけど。来世があったらもっと文章を書く才能がほしい。欲を言うなら美人に生まれてみたいなぁ。あと足も長くなりたいし、お金持ちにもなりたいな。あれ、何の話?