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小さい頃に戻って友だちになろう。andCURRY日誌➖20241121

木曜日はディナー営業がある。飲みにいくまでもないんだけど、サクッと美味しいごはんが食べたい、なんなら変わったビールも飲めたら、なんていう方には打ってつけの木曜夜です。

さて。ランチ営業を終えて、仕込みをして、いっちゃんお迎え→通院からのキッチンに舞い戻ってきて、遅番のさいちゃんが来るまで店に立つ。
いっちゃんは久々のキッチンでハッスルしており、youtubeでアニメを見たり、カウンターに座って絵を描いたりしていた。何か手伝おうか、と言ってくれたのだが、ちょっとそれどころではなくて、時間稼ぎの意味合いも込めて、「お客さんがたくさん来る絵を描いて欲しいな〜」とリクエストした。わかった、と黙々とペンを走らせるいっちゃん。なんとももこがカレーを食べている絵を描いてくれた!それなら晋くんも描いてよ、というとまた黙々。晋くんもカレーを食べ、いっちゃん自画像がカレーを食べ、ハートやカレーの妖精が飛び、「0ろばんめにおいしいですよ」と文字も入れてくれた。

0番目というのは1番よりも格上、という意味だ。ママが一番好きだよ、と言ってくれるので、嫌だ!0番がいい!と駄々をこねて(ママが)、いつも0番だと言ってくれるようになった。

おさよがいっちゃんの描いた絵を店先に貼ってくれた。事務所で残りの事務作業をして、二人でお店を出る時には、満席に近い状態に。いっちゃんは「お客さんたくさんいるよ!」と嬉しそう。最近夜の営業は奮わなかったので、これは本当にいっちゃんポスターの効果覿面?!

うちの実家は昔、学習塾を営んでいて、わたしは小さい頃から、親が仕事の間、塾に入り浸っていた。中学生のお姉さんお兄さんたちが出入りするのを眺め、講師アルバイトの大学生のお兄さんやOB・OGの人たちにたっぷり遊んでもらっていた。今の糸ちゃんのように、母の仕事が終わるまで黒板や紙に絵を描いたり、塾の中を探検した。黒板や椅子、机が並ぶ様子は、幼稚園や小学校の延長のようだけれど、一つ一つがとても大きく、大人の世界のようだった。今のいっちゃんにとって、このキッチンは、and CURRYはどんなふうに見えているのかな。

帰り道、自転車に乗りながらふと思いついた。「ねぇいっちゃん、ママさー、小さい頃に戻れたら、いっちゃんと友だちになりたいな。」わたし達はとっても気が合うと思う。いっちゃんの繰り出す謎ルールのゲームも、空想の世界も、突然アイドルみたいに歌って踊ることも、ぜーんぶわたしもやってたから。きっとベストフレンドだよ!そういうといっちゃんは嬉しそうに笑ってた。

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