見出し画像

開業ノウハウ|飲食店の店名は本当に大事?ショルダーネームとその重要

飲食店を開業する際、店名の選定は極めて重要です。
店名は単なる名前ではなく、ブランドイメージや顧客の印象に直結する要素だからです。

中でも、「ショルダーネーム」は特に重要です

【ショルダーネーム】
店舗の業態や特徴を表す名称のことです。
店名の前につけることで、お客様に店舗の種類や提供するサービス、商品の特色などを一目で伝えることができます。
「元祖串焼き居酒屋 〇〇(店名)」「藁焼き海鮮居酒屋○○(店名)」等


今回は、ショルダーネームを含む店名の重要性についてです。

1. ショルダーネームの重要性

ショルダーネームとは、店名の補足として使われる短いキャッチフレーズや説明文のことを指します。
例えば、「美味しいコーヒーと手作りスイーツのお店(ショルダーネーム)  ○○(店名)」のようなものです。

このショルダーネームは、店名だけでは伝わらない具体的な情報を提供し、顧客の関心を引く役割を果たします。

  • コンセプトの伝達:ショルダーネームを使うことで、店のコンセプトや特徴を短く的確に伝えることができます。これにより、初めての来店者でも店の雰囲気や提供するサービスを予想しやすくなります。

  • 差別化:多くの競合が存在する中で、ショルダーネームは他店との差別化を図るための有力な手段です。独自性を強調し、顧客に「ここにしかない」と感じさせることができます。

ショルダーネームは、お店のコンセプトや特徴/強みをダイレクトに伝えるという点において、[店名そのもの]よりも圧倒的に重要になります


しかし、当然ですが店名も、お店を表す重要な要素となりますので下記を踏まえて命名されるといいでしょう。


2. 記憶に残る店名

店名は、お客様にとって記憶に残りやすいものである必要があります。覚えやすい店名は、口コミや再訪に繋がりやすくなります。

  • シンプルかつユニーク:短くて簡単な名前ほど覚えやすいですが、ユニークさも重要です。他にはない特別な響きを持つ店名は、お客様の記憶に強く残ります。

  • 視覚と聴覚に訴える:ロゴやフォントのデザインも、記憶に残る要素として活用できます。また、店名の響きが心地よいものであることも大切です。




3. コンセプトに合った店名

店名は、その店のコンセプトや提供する商品の特徴を反映しているべきです。これにより、お客様が店名から店のイメージを自然に連想できるようになります。

  • 明確なメッセージ:店名にコンセプトを反映させることで、顧客に対して明確なメッセージを伝えることができます。例えば、「イタリアンバール・○○」という店名なら、イタリア料理とバールの雰囲気が感じられます。

  • ターゲット層の共感:ターゲットとする顧客層に響く店名を選ぶことで、共感を得やすくなります。家族連れ向けの店なら親しみやすい名前、若者向けならトレンド感のある名前が効果的です。



4. 読み方がわかる店名

店名は、簡単に読めて発音できるものであることも重要です。
複雑すぎる名前や読みづらい名前は、顧客に覚えてもらいにくくなります。

  • わかりやすさ:シンプルで読みやすい名前にすることで、お客様にスムーズに伝わります。特に外国語を使う場合は、一般的に知られている言葉や読みやすい単語を選ぶと良いでしょう。

  • 視認性:看板やメニューに表示する際にも、読みやすさは重要です。フォントの選び方やレイアウトにも気を配りましょう。



まとめ

飲食店の店名は、その店の成功に直結する重要な要素です。特に、ショルダーネームを効果的に活用することで、店のコンセプトや強み/特徴を明確に伝え、顧客の記憶に残りやすくなります。

また、記憶に残るシンプルかつユニークな名前、コンセプトに合った名前、そして読みやすい名前を選ぶことで、お客様にとって魅力的な店として印象付けることができます。

店名は、単なるラベルではなく、店のアイデンティティそのものです。

そしてシッカリと考え抜かれたショルダーネームがさらに強固にしてくれます。
その重要性を理解しながら慎重に選定することがとても重要になります。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。



<挑戦を支える力>
店舗専門 設計・施工
株式会社 andcraft 札幌市南区真駒内本町6丁目1-1 マコマナイプラザビル1F
TEL/FAX:011-211-0635
info@andcraft.jp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?