主人公が海外ルーツの日本の小説リスト
「よい移民」に登場した有色人種(PoC)の子供が主人公の本を増やす試み#weneeddiversebooksに触発され、日本版のリストを作りました。
2020 3/6 最終アップデート 合計41冊うち絵本3冊、児童書4冊、ヤング・アダルト8冊 漫画1冊
分類 /タイトル/ 著者/ 主人公の属性 /あらすじ・紹介 です。あらすじは主にAmazonの作品紹介から抜粋しています。タイトルをクリックするとAmazonまたは出版社、作品が読めるページに飛びます。
1.絵本
・わたしはせいか・ガブリエラ 東郷聖美 日本xボリビア🇯🇵🇧🇴 こどものとも 2004年9月号 せいか・ガブリエラという名前の5歳の女の子が主人公。お父さんはボリビア人、お母さんは日本人。二つの国で暮らしたので両方のことを知っている。2つの国のことが日本語とスペイン語で書かれた絵本。 絶版
・「ひでちゃんとよばないで」 おぼ まこと 日本🇯🇵x台湾 小峰書店 敗戦になり、日本人は母国へ帰らなくてはならなくなりました。ひでちゃんも、当然一緒に日本へ帰るものと思っていたのですが、敗戦を境にして、ひでちゃんは台湾人になりました。それはひでちゃんのお父さんが台湾人だったからです。たしか黄さんといって、内科と小児科の医院を開いていました。ひでちゃんのお母さんは日本人でした。かなしいわかれがありました。そのころのすすむには、なぜひでちゃんとわかれるのかよくわかりませんでした。
・「ぼくのママが生まれた島 セブ フィリピン」 おおもとやすなお なとりちづ 日本🇯🇵xフィリピン🇵🇭 福音館書店 ぼくは初めて、ママの故郷フィリピンのセブ島に行った。フィリピンのおじいちゃん、おばあちゃんとクリスマスをすごすためだ。フィリピンでは日本のお正月のように、クリスマスに家族が集まってお祝いするんだって。セブ島の12月は日本の真夏みたいに暑いんだ。クリスマスのごちそうの材料を買いに行ったマーケット、クリスマスの飾り付けをした町のようすやセブの名物、暮らしのようすを、ぼくといっしょに見てみませんか?
2.児童書
・くろ助 来栖良夫 現在のモザンビーク出身🇲🇿 岩崎書店 1979年 信長の家臣であった実在のアフリカ人侍、弥助と本能寺の変をテーマとした歴史児童文学。 絶版
・ある晴れた夏の朝 小手鞠るい 日系アメリカ人🇯🇵🇺🇸 偕成社 出自の違うアメリカの八人の高校生が広島と長崎に落とされた原爆の是非についてディベートする。日系アメリカ人のメイは否定派の一人として演壇に立つことになる。アメリカ在住の著者作。 単行本のみ
・「せっちゃんのごちそう」 辛淑玉 在日コリアン 在日コリアン三世の少女・せっちゃん。すさまじい貧乏と差別、両親の不仲のまっただなかで、ひたむきに生きる。いつの日か家族みんなで、温かい食卓を囲みたいと夢見ながら…。著者初の自伝となる温もりに満ちたエッセイ。
・「バイバイ。」 李慶子 在日コリアン 一九六〇年代を舞台に、在日朝鮮人少女のゆれる心を描いたハートフルストーリー。
3.YA
・YA!アンソロジー わたしを決めつけないで 収録「夜の間だけ、シッカは鏡にベールをかける」 黒川裕子 日本xアフリカ系ブラジル人🇯🇵x🇧🇷 女子中学生が主人公。 Kindleあり
・「西の魔女が死んだ」 梨木香歩 祖母がイギリス人の日本人🇯🇵🇬🇧 中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。 紙のみ
・「復活!!虹北学園文芸部」 はやみねかおる 日本xイギリス🇯🇵x🇬🇧 "青い鳥文庫 中学1年生の岩崎マインは、文芸部に入ることだけを楽しみに、虹北学園に入学してきた。ところが、文芸部は数年前に廃部になったという。文芸部を復活させるため、マインは5人の部員を集めようと奔走する! のだが――。愛と笑い、夢と希望をつめこんで、すべての本好きにおくる熱血文芸部物語。
Kindleあり
・「GO」 金城一紀 在日コリアン 角川文庫 第123回直木賞受賞作。ぼくは”在日朝鮮人”から”在日韓国人”に国籍を変え、民族学校から都内の男子校に入学した。ある日、友人の誕生パーティーで可愛い女の子に出会う。青春恋愛小説。 Kindleあり
・「ジニのパズル」 崔実 在日コリアン 講談社文庫 第59回群像新人文学賞受賞作。第155回芥川賞候補作。 東京、ハワイ、オレゴンと、ジニには学校からたらい回しにされてきた。ホームステイ先で彼女は、5年前の出来事を語り始める。朝鮮語がわからないまま過ごした朝鮮学校での日々。二つの言語の中で必死に生きる中、あの日、テポドンが発射される。 Kindleあり
・ 「半分のふるさと 私が日本にいたときのこと」 イ・サンクム 在日コリアン 福音館書店広島で生まれ、戦争の辛苦を経験しながら、終戦の年、十五歳までを日本で育った朝鮮人の作者に、母は、"民族の誇りを持って生きよ“と教える。愛憎なかばする日本への想いを胸に、祖国への愛にも目覚めはじめるさまを描く、躍動感あふれる自伝。「待つということがどんなに大切な体験であったかを、私は私の生涯を通じて、すでに何度も確認している」という実感が、日韓間の真の相互理解の道すじを示す。坪田譲治文学賞、産経児童出版文化賞・JR賞受賞作。
・「真ん中の子どもたち」 温又柔 日本x台湾、在日中国人 第157回芥川龍之介賞候補作 台湾人の母と日本人の父の間に生まれ、日本で育った琴子、同じく台湾人・日本人のハーフである嘉玲、両親とも中国人で日本で生まれ育った舜哉。上海の語学学校で出会った3人は悩みながら友情を深めていく。日本、台湾、中国という三つの国の間で、自らのアイデンティティを探し求める若者たちの姿を描く青春小説。 Kindleあり
・「ジャパン・トリップ」 岩城けい 日本🇯🇵xオーストラリア🇦🇺 Kindleあり オーストラリアから日本でのホームステイに参加したショーン。ステイ先の家族はとっても親切で幸せをかみしめていたショーンだけど、心に秘めた日本来訪の“本当の目的”を達成するために大事件を起こしてしまう!
・さいはての二人
4.漫画
・「まんが クラスメイトは外国人 多文化共生20の物語」 明石書店 日系ブラジル人🇧🇷 /在日コリアン/クルド人 本には数多くの「外国につながる子どもたち」が暮らしています。その子どもたちがどうして日本に住み、どのような問題と直面しているのか、まんがを通して考えます。
5.大人向け
・「不夜城」 馳星周 日本x台湾 角川書店 アジア屈指の歓楽街・新宿歌舞伎町の中国黒社会を器用に生き抜く劉健一。だが、かつての相棒・呉富春が町に戻り、事態は変わった。生き残るために嘘と裏切りを重ねる人間たちの危険な物語。金城武主演で映画化された。 Kindleあり
・「来福の家」 温又柔 台湾にルーツ 白水Uブックス 台湾人の両親のもと、台湾で生まれ、日本で育った19歳の楊縁珠は、大学の中国語クラスで出会った麦生との恋愛をきっかけに、3つの言語が交錯する家族の遍歴を辿り、自分を見つめ直すが――。すばる文学賞佳作の「好去好来歌」に、希望の光がきざす表題作を併録。 Kindleあり
・「バナナ」 獅子文六 台湾華僑 ちくま文庫 お金持ちの台湾華僑の息子、龍馬は車が欲しい大学生、そのガールフレンド、サキ子はシャンソン歌手としてデビューしたいが、青果仲買人の父の許しが得られない。そんな二人の夢を叶えるのはバナナ?ひょんなことからバナナの輸入で金儲けをすることになったのだが、そこへ周囲の思惑が絡み、物語は意外な方向へ!テンポの良い展開に目が離せないドタバタ青春物語。 Kindleあり
・「香港・濁水渓」 邱永漢 日本🇯🇵x台湾 "第34回直木賞受賞作「香港」では、生きのびるためには考えることよりも逃げ足の速いことがまず第一、というヤミ屋や密輸人たちの明日を怖れぬしたたかな生き方をきざみつける人生を、「濁水渓」では、けわしい戦後台湾の動乱渦中に帰国した学生の生き方を問う。 永遠に流浪する青春の二記念碑。Kindleあり
・「流 」東山彰良 台湾 講談社文庫 直木賞受賞作 一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。 Kindleあり
・「六月の雪」 乃南アサ 日本人だが主人公の祖母が台湾生まれ 文藝春秋 祖母のふるさと、台南への旅が私の人生を変える 7日間のひとり旅が生んだ人々との絆がもたらした奇跡とは。 声優への夢破れ、祖母と二人で生活する杉山未来。入院した祖母を元気づけようと、未来は祖母が生まれた台湾の古都、台南を訪れることを決意する。 祖母の人生をたどる台湾の旅。そのなかで未来は、戦後に台湾の人々を襲った悲劇と植民地だった台湾に別れを告げた日本人の涙を知る。 Kindleあり
・「人間の証明」 森村誠一 日本xアフリカ系アメリカ人🇯🇵x🇺🇸 "角川文庫「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?」。西条八十の詩集を持った黒人が、ナイフで胸を刺されて殺害された。被害者は「日本のキスミーに行く」と言い残して数日前に来日したという。日米合同捜査が展開され、棟居刑事は奥深い事件の謎を追って被害者の過去を遡るが、やがて事件は自らの過去の因縁をも手繰り寄せてくる―。人間の“業”を圧倒的なスケールで描ききった、巨匠の代表作にして不朽の名作。Kindleあり
・「i(アイ)」 西加奈子 日本xアメリカ 🇯🇵x🇺🇸 「この世界にアイは存在しません。」入学式の翌日、数学教師は言った。ひとりだけ、え、と声を出した。ワイルド曽田アイ。その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる。ある「奇跡」が起こるまでは― 紙のみ
・「虹の谷の五月」 船戸与一 日本xフィリピン 🇯🇵x🇵🇭 集英社文庫 第123回直木賞受賞 フィリピンのセブ島に祖父と暮らす13歳のトシオ。丸い虹がかかる谷をめぐり、彼はゲリラの抗争に巻き込まれていく。成長を遂げていく少年に託した冒険巨編。 Kindleあり
・「海猫」 谷村志穂 日本xロシア🇯🇵x🇷🇺 新潮社 島清恋愛文学賞受賞作 女は、冬の峠を越えて嫁いできた。華やかな函館から、昆布漁を営む南茅部へ。白雪のような美しさゆえ、周囲から孤立して生きてきた、薫。夫の邦一に身も心も包まれ、彼女は漁村に馴染んでゆく。だが、移ろう時の中で、荒ぶる夫とは対照的な義弟広次の、まっすぐな気持に惹かれてゆくのだった―。風雪に逆らうかのように、人びとは恋の炎にその身を焦がす。 Kindleあり
・「熱源」 川越宗一 ポーランド人🇵🇱 文春E-BOOKS 第162回直木賞受賞作 樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。 Kindleあり
・「枯草の根」(陶展文の推理シリーズ) 陳舜臣 中国人🇨🇳 集英社文庫 陶展文は、神戸海岸通にある料理店「桃源亭」の店主。ある日、シンガポールの大富豪が彼の事業を破滅から救った中国人の元銀行家を訪ね、神戸を訪れた。そしてその直後に一人の老高利貸しが殺された。事件の謎解明に陶展文が桃む「枯草の根」。倭寇の頭目・王直が隠したという秘宝をめぐる顛末「王直の財宝」。文庫初収録短編3作「縄シリーズ」。いずれも陶展文の推理が冴える新編集の傑作選。 絶版
・「すき・やき」 楊逸 中国人🇨🇳 新潮社文庫 高級すきやき屋でアルバイトをはじめた中国人留学生・虹智(ココちゃん)は、何本もの紐で縛られた着物姿の我が身を「束ねられた長ネギ」に準える。「いらーっしゃいっまーせ」「かしむかりました」…慣れない習慣や日本語と格闘しながら観察する老若男女の人間模様。あこがれの店長と留学生仲間・柳賢哲との間で揺れる気持ちも描かれる、比較文化的笑いに満ちた、やさしい物語。 紙のみ
・「時が滲む朝」 楊逸 中国人🇨🇳 文藝春秋 第139回芥川賞受賞 中国の民主化に傾倒する若者を中心として、激動の時代とその後を描いた芥川賞受賞作。日本と中国を舞台に人の生き様を問う傑作 Kindleあり
・「異邦人の夜」 梁石日 フィリピン人🇵🇭 幻冬舎文庫 フィリピンから出稼ぎ来日した娼婦・マリア。彼女を愛した榎本は実業家木村に脱税の手助けをされられていた。木村はかつて自ら犯した父殺しの罪に怯えながらも成功した在日韓国人だった。豊かな暮らしに執念を燃やす二人に残酷な運命が襲いかかろうとしていた…。 Kindleあり
・「由熙 ナビ・タリョン」 李良枝 在日コリアン "講談社文芸文庫 第100回芥川賞受賞 在日朝鮮人として生まれた著者の、37歳で夭逝した魂の記録。差別と偏見の苦しい青春時代を越えて、生国日本と母国韓国との狭間に言葉を通してのアイデンティティを探し求めてひたすらに生きた短い一生の鮮烈な作品群。芥川賞受賞の「由熙」、そして全作品を象徴するかのような処女作「ナビ・タリョン」(嘆きの蝶)、「かずきめ」「あにごぜ」を収録、人生の真実を表現。紙のみ
・「タクシー狂躁曲」 梁石日 在日コリアン 角川書店 多国籍都市・東京。この街を走り抜けるタクシーには、様々な人生が乗り込んでくる。すごむヤクザ。泥酔したサラリーマン。一文無しの家出少女。そしてそんな客を乗せるドライバー達も、一癖も二癖もある奴ばかり―。過酷なノルマに追われるタクシードライバーの目を通して、人間たちを鮮やかに描き出す。昼も夜も走り続ける在日朝鮮人ドライバーがドキュメント・タッチで綴る、したたかで滑稽な都会の日常。 紙のみ
・「血と骨」 梁石日 在日コリアン 幻冬舎 第11回(1998年) 山本周五郎賞受賞 一九三〇年頃、大阪の蒲鉾工場で働く金俊平は、その巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。女郎の八重を身請けした金俊平は彼女に逃げられ、自棄になり、職場もかわる。さらに飲み屋を営む子連れの英姫を凌辱し、強引に結婚し……。実在の父親をモデルにしたひとりの業深き男の激烈な死闘と数奇な運命を描く衝激のベストセラー。 Kindleあり
・「夜を賭けて」 梁石日 在日コリアン 直木賞候補作 かつてアジア最大の兵器工場であった大阪造兵廠跡で、生活のために屑鉄を掘り起こしていたアパッチたちは警官隊との死闘の末に壊滅――長崎の大村収容所に収監された金義夫を待ち受けていたのは……。 Kindleあり
・「母ーオモニー」 姜尚中 在日コリアン 集英社文庫 太平洋戦争が始まる年、許婚の父を訪ねて18歳の母は単身、朝鮮から日本に渡った。熊本で終戦を迎え、「在日」の集落に身を寄せる。そして、祖国の分断。正業に就くことも祖国に還ることもできない。貧困に喘ぎながら生きることに必死だった他の在日一世たちとともに、忍従の日々を過ごす。ひたむきに、「家族」を守るために―。自伝的小説。 Kindleあり
・「さいはてのふたり」鷲沢萌 在日コリアン「―この男は、あたしだ…」美亜がはじめて朴さんと会ったのは、所属していた劇団が潰れたのを機に、新橋の飲み屋『スタア』で働きはじめて一週間経つか経たないかの頃だった。三日にあげずに店に顔を出す朴さんに、美亜はやがて「あたしと同じものを持っている」と、強くひかれていくのだった…。家族との繋がり、自分の居場所、死について描いた、著者最後の恋愛小説集。Kindleあり
・「三代 兵役、逃亡、夢」 Moment Joon 韓国人🇰🇷 韓国出身大阪在住の著名なラッパーMoment Joonによる軍隊での経験などを綴った自伝的小説。 I-D magazineのページに全文掲載
・「星条旗の聞こえない部屋」 リービ英雄 在日アメリカ人🇺🇸 講談社文芸文庫 横浜の領事館で暮らす17歳のベン・アイザック。父を捨て、アメリカを捨て、新宿に向かう。1960年代末の街の喧騒を背景に、言葉、文化、制度の差を超え、人間が直接に向き合える場所を求めてさすらう柔らかな精神を描く野間文芸新人賞受賞の連作3篇。アメリカ生まれの著者が日本語で書いた鮮烈なデビュー作。 Kindleあり
・「黒ん坊」 遠藤周作 現在のモザンビーク出身🇲🇿 角川文庫 1971年 絶版 織田信長に謁見したアフリカ出身の弥助をモデルとした主人公ツンバを軸に本能寺の変前後の権力闘争を書く。 絶版
・「星ちりばめたる旗 」小手鞠るい 日系アメリカ人🇯🇵🇺🇸 ポプラ社 1916年、既にアメリカに暮らす大原幹三郎のもとへ「写真花嫁」として嫁ぎ、佳乃は海を渡った。そこから全ては始まった。夢が叶うと言われる大地で日々を積み上げていく一家。彼らはやがて時代の激流に呑み込まれていく。日本人というルーツに苦しめられた祖母、捨てようとした母、惹かれる「私」―これまでの百年、そして今のこの世界の物語。日系アメリカ人3世代を各100年の物語。 紙のみ
主人公じゃないけど登場人物に海外ルーツのキャラがいる本
・「メゾン刻の湯」 日本xマレーシア🇯🇵x🇲🇾
・「となりのアブダラくん」 パキスタン 🇵🇰
・「アディオス ぼくのともだち」 ペルー🇵🇪
・「アヒルと鴨のコインロッカー」 ブータン🇧🇹
個人的にはルーツで苦労する話よりも普通に移民やミックスの子供が冒険したり恋したりする話が子供の頃読みたかったです。海外ルーツの人間が主人公である話があれば私たちが今はられているラベルのようなものではなく、両親とも和人の人や白人と同じような十人十色の個人だと理解する人も増えますし。Representされているのはどういう気分か知りたいので。これからそんな本が増えますように。ハッシュタグは暫定的に#主人公が海外ルーツの小説 ですが、包括的でキャッチーな名前にしたいと思っています。案があれば教えてください。
本を教えていただいた柊子さん(@hollyshu4),栢木清吾さん(@SeigoKAYANOKI)さん、美嘉さん(qpdb69dbqp),のりすさん(@sakomakoharu)ありがとうございます。そのほかの皆さんもありがとうございました。
このリストにないもので海外ルーツの主人公の小説がありましたら(児童書、YAならなお良し)このNoteのコメント欄かTwitter@AtWhatCostflacまで教えてください。こちらのリストに追加します。
リスト画像版 誹謗中傷目的以外ご自由にお使いください。
喜びます