感受性と違和感を大切にしている人。共に&anteの事業をつくってくれている仲間の紹介。
2024年12月2日で、合同会社&anteは2歳になります。2歳になる12月2日に、2周年のオンラインイベントを開催する予定です。
その準備に取り掛かる中で、これまで&anteと共に「場」を共につくってくれた10人のメンバーの「他己紹介」noteリレーを今週から実施しています。
次は3人目。そいちゃんこと内藤千裕の紹介を合同会社&anteの原田よりしたいと思います。
そいちゃんとの出会いは、共通の友人からこんな連絡が来たことがきっかけだった。
「ちょっと一人でいるのがしんどそうな友達がいて、よかったらゆかんちにしばらく泊めてあげてくれへん?」
私自身も適応障害になって休職した経験もあるかつ、家に人が遊びに来ることや泊まりに来ることに抵抗がない(むしろ歓迎)ことを知っている友人は、私に声をかけてきてくれたんだと思う。
「うんうん、うちでよければおいで、泊まりも大丈夫よ」
と返事をして、そいちゃんと初めましてでメッセンジャーを繋いでもらって、やり取りをした。
初めましてで我が家に着いたそいちゃん。初対面だったけど、お互い似たようなところもあって、結構深い内面の話をした記憶がある。いろんなお互いの話をして、共感したり、問いかけあったり、考えたりした。
唐突に私が、「家にいても色々考えちゃうと思うから身体動かすの大事だよ」なんて話をして、2人で河原まで走りに行った。
私も運動不足だったから全然走れなくて、ゼエゼエ言いながら2人で河原を走って、過ごした。走りながら、初対面の人とこの状況面白すぎるなと思い、2人で爆笑しながら走った記憶がある。「私たち、なんで走ってんだろうねえ」なんて言いながら。多分、我が家に3日くらい泊まって、そいちゃんは少し元気になって帰っていった。
それがそいちゃんとの出会いだった。
そいちゃんは、とても感受性が豊かだ。人の表情のちょっとした変化や、いつもと違う雰囲気を、すぐさまキャッチして、「ゆかさん、今日ちょっとしんどそうに見えますけど大丈夫ですか?」と声をかけてくれる。
私は大変な時でも頑張って明るく振る舞おうとする時があるけど、そいちゃんにはお見通しで、誤魔化せたことがない。だいたいバレる。そいちゃん、本当によく人のこと見てるなあと思う。
あと、そいちゃんは自分ができないことに対して、ちゃんと人に説明をする努力を怠らない人だ。私もそいちゃんと同じようなところがあるからわかるのだが、人には頑張ってもできないことがある。
努力をしていないわけではなくて、それは特性や性質によって、できないこと。そいちゃんは、そういう自分の特性や性質をしっかり振り返って、身の回りの人へ共有する。あと、自分がしんどい時に、ちゃんと他者にヘルプを出せる。こんなに人に頼るのが上手な人、なかなかいないと思う。
そいちゃんは、自分の弱さの共有を通して、人との関係性をとても丁寧に編んでいる人だと思う。自分の弱っているところ、大変なところを人に見せるのは少し勇気がいると思う。そいちゃんはそんな勇気を持っている人だ。
そして、その共有によって、「自分も弱さを見せられるようになった」という人がいるのだと思う。私もそのうちの一人。
たまに、自分の弱さや違和感に対して、「とはいえ、自分が悪いのではないか」とか「自分にも問題があるのではないか」と矢印が自分に向きそうな時がある。そんな時に、そいちゃんに「ちょっとモヤモヤしていることあって聴いてくれる?」と聴いてもらうと、「ああ、これで良いんだ」と安心することがある。
私自身も不安で、一人でいるのが少し怖くなった時、そいちゃん家に行って、泊めさせてもらったりした。あのときはありがとう、そいちゃん。あと、そいちゃんがつくるご飯が、私は好きだよ。
お互い少しずつ成長していって、ずいぶん安定したよね。でも、また布団を並べて寝ながら1日話して、一緒に走ったりしようね、そいちゃん。
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