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八月十五日に吹く風 松岡圭祐
多忙の外務省担当官に上司から渡された太平洋戦争時のアメリカの公文書。そこには、命を軽視し玉砕に向かうという野蛮な日本人観を変え、戦後の占領政策を変える鍵となった報告の存在が示されていた。1943年、北の最果て・キスカ島に残された軍人五千人の救出劇を知力・軍力を結集して決行した日本軍将兵と、日本人の英知を身で知った米軍諜報員。不可能と思われた大規模撤退作戦を圧倒的筆致で描く。
ネタばれあり。
読み終わった瞬間寒気がしました。
私はなぜ日本人に生まれたのだろうか?と思いました。
そして、日本人に生まれて、日本のために何をしたのだろうか?と。
この本の中の人々は、日本の為にだけ生きていただいた。
未来の日本人の為だけに、闘い抜いて抜いて、生き抜いていただいた。
私に出来ることは何があるのだろう・
行きたい場所がまた一つできました。
木村昌福海軍中将のお墓と、樋口季一郎記念館である。
敬礼をして
「ありがとうございました」とそれだけ、お伝えしたい。
ただそれだけ。
この本はおすすめです。
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