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山の霊異記 霧中の幻影 安曇潤平
山岳怪談実話の名手による、山の霊気に満ちた本当に怖い怪談集
霧の山道で背後からついてくる操り人形のような女性、登山中になぜか豹変した友人の態度、死ぬ人の顔が見えるという三枚鏡。登山者や山に関わる人々から聞き集めた怪異と恐怖を厳しい自然とともに活写する。
ネタバレあり。
怖いというより不思議な話でした。
河童、蛇、ものの怪、きのこ、霧、山の不思議の話なのですが、民宿の話だったり、洋食屋の話だったりするので、面白かったです。
説明のつかないことは色々あるのだけれど、わからないままでいいこともあるし、知りたくなることもある。
この本のお話は基本、「わからないままでいいじゃん」というものでした。
つくづく山は不思議な場所だと思う。
あの世でもない、この世でもなない、本当に「もののけ姫」の世界だ。
自然と現世が共存している。
過去も未来も現在も、混在している。
だが、クマが怖いので私は行きたくない。
ものの怪よりもクマが怖い。
この本はおすすめです。
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