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長生きしたけりゃ 小麦は食べるな 本間 良子

なかなか疲れが取れない。
いつも体がだるい。
頭痛や肩こりがある、関節が痛い。
腹痛や下痢、便秘を繰り返す。
食後に膨満感や胃もたれがある。
アトピー、ぜんそく、花粉症などのアレルギーがある。
肌荒れや乾燥肌に悩んでいる。
集中できない、イライラする。
生理不順や重い生理痛がある。

あなたは、こんな体の不調に悩んでいませんか?
実は、これらの症状で悩んでいた多くの人たちが、
たった3週間、「脱小麦」生活を試しただけで症状が改善しています。

  こんなに直球の、清々しいタイトルがあるだろうか?
そのものズバリの内容!!
面白かった!!

グルテン


小麦のたんぱく質「グルテン」は
分解されにくいという特徴があるので、腸にとどまります。
さらに、腸の粘膜に「くさび」のように入り込むので
便としてもでないし栄養としても吸収されません。
すると粘膜が炎症を起こし、体調不良や肥満などにつながる。

 つまり「グルテン」が原因で
体のいたるところに「炎症」が起きます。
 腸で炎症が起き、やがて腸に穴があきます。
そして、腸内環境の悪化が様々な体の不調を招きます。


脳にも炎症


集中力低下、イライラ物忘れ、認知症やADHD(注意欠陥多動症障害)を招く原因になる。

 小麦をやめる。
これだけで、原因不明と思われた多くの不調の改善に役立つでしょう。

脱小麦を続けるコツ

1,まずは一週間、ならし運転で「脱小麦」生活を体験する。
2,「小さい小麦」は無視。主食の「大きい小麦」だけをやめる。
3,好きな食べ物は、あきらめずに「代用」する。
4,平日だけ「脱小麦」をして、休日はリセットに。
5,症状の変化を記録して、モチベーションを上げる。


グルテン不耐症

 症状は、お腹がよく痛くなることや、便秘、下痢気味であること、吐き気があるといった、消化器系の症状。
 またグルテンは頭痛や湿疹、不眠、しつこい疲労感などの全身性の症状を引き起こしやすく、これが進むと、イライラやうつ症状といったメンタルに関する症状もでやすくなる。

 最近ではADHDや子供の学習障害のような症状も見られる。


 

女性の場合は


カゼイン(乳製品に含まれるたんぱく質)と小麦を摂りすぎる事で「月経前症候群」や月経困難症などになる人が増えている。


 

始めに大人なら3週間小麦をやめる。
小麦を抜くだけで驚くほど体調が改善する。


 毎日小麦を食べ続けていると、腸にカビの一種である「カンジタ」が増殖する。
 このカンンジタの養分になるのが、小麦である。
カンジタが増えると悪玉菌が増え、体の免疫機能がいっせいにカンジダをやっつけようとする。
 増殖したカンジタを攻撃していると、腸内の粘膜まで傷つけてしまう。
結果、腸の栄養吸収を妨げ、下痢や便秘の原因になる。


 3週間小麦をやめるとたいていの人は、その後小麦を口にすると「だるい」「頭痛がする」「食べたらすすごく眠くなる」「体が重くてやる気が出ない」というような症状を訴える。

 でも、3週間小麦を抜いただけですごく体が楽になり、抱えていた症状がみるみるよくなっていく。


 

小麦には中毒性がある。


小麦にはモルヒネに似た化合物が含まれていて、食べると気持ちよく幸せな気分になるため、「もっと食べたい」と感じるようになってしまう。

 モルヒネ 
アヘンに含まれるアルガロイドの一種。


 

小麦のない理想的な食事


 端的に言って、それは和食。
いつもの食事を和食にするだけで、とてもバランスがよくて健康的な食事を無理なく摂ることができる。
 和食にはもれなく薬味がかかせない。
ねぎ、生姜、ニンニクは、「イオウ基」と呼ばれる解毒成分が豊富に含まれている。
 体の中を解毒する肝臓の働きを助けてくれる。

 「昼食をべた後、なんとなく体がだるくなって」
そんな人は多いですが、重い低血糖になると、脱力や冷え、震えなどの症状が現れ、最悪の場合は、昏睡にいたることもある。

 いわゆる糖尿病である。

 小麦は血糖値の乱れの原因にもなる。

脳の炎症

 小麦に含まれる「ゾヌリン」は血流に乗って脳に至る場合がある。
脳には本来「血液脳関門」と呼ばれる、脳の血管に不必要なものが入るのを防ぐためのバリアが存在する。
 その血液脳関門のつなぎめにゾヌリンが作用すると、タイトジャクションが開きやすくなる。

 タイトジャクション
腸の細胞と細胞の間をしっかり閉じられている状態。

 そして、脳に炎症を起こしてしまう。
 脳に炎症が起こると、気持ちがイライラしたり、集中力が途切れがちになり、多動気味になったりしてしまう。
 
 つまり、腸の状態が悪い人は、脳の状態も悪い。

 脳が炎症すると、結果としてアルツハイマー型認知症をはじえm、様々な認知機能障害を起こしやすい状態になる。

 2024年 65歳以上の認知症人口は16%。
 65歳以上の認知症は 5.4人に一人。

 つまり、脳にとって大切なことは、体に毒素を「ためない」ことなのだ。

 食べ物るもので、人間の体は作られる。
食べるもので体は決まるのだ。

 この本は、それを丁寧に教えていただけました。
ケーキやパンは大好きなのですが、やはり食べ過ぎはよろしくない。
 全てはやめられないので、少し手に取る回数を減らそうと思いました。

 この本はおすすめです。







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