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煌夜祭 多崎礼

魔物の姫に会ったあの時、人生のすべてをかけて、彼らを救うと心に決めた――
ここは生物も住めぬ死の海に浮かぶ十八諸島。〈語り部〉たちが島々を巡り集めた物語を語り継ぐため、年に一度、冬至の晩に煌夜祭が開かれる。今年もまた人を喰らう恐ろしくも美しい魔物と人との誓いの物語の幕が上がる。
『レーエンデ国物語』で話題沸騰の著者の原点となるデビュー作に、外伝「遍歴(ピルグリム)」「夜半を過ぎて 煌夜祭前夜」を加えた決定版。

 これはちょっと難解なお話でした。
世界線が行ったり来たり、するので頭の中で整理しながらでないと、進めないお話でした。
 読み終わった後に、もう一度確認して、「そうか・・・そこともつながってたのか・・・」と一粒で二度美味しい、お話でした。

 多崎先生のデビュー作だったらしく、初めてでこの難解な世界観を書ききった文才に「ありがとう」という言葉しか浮かびませんでした。

 とにかく面白いです。
ゆっくり、読めないです、先が知りたくて読み進める手が止められませんでした。

 この本はおすすめです。

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