熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 井川意高
まるで、ダイアナ妃のように銀の匙を持って生まれた、井川さん。
なのに106億8000万の国家予讃の並みの大金を、バカラで溶かした。
カンナ先生と同じリトマス試験紙は
逮捕という形で、人間関係が淘汰された。
だが、元から真摯な付き合い方をされていたので、人間関係はほとんどかわらなかったらしい。
頭の良い人は、人間関係も頭が良い。
ユーチューブやXで発言される井川さんは、清々しい。
重い荷物を下ろしたように、自分の人生を生きておられる。
カンナ先生に通ずるものを感じる。
自伝の内容であるのだが、生い立ちより、ギャンブルの熱量が凄い。
やはり、違うなと思う。
マカオカジノ王の言葉。
「客が勝って帰るのは怖くない。客にはいくらでも勝ってほしい。負けた客がカジノに来なくなるのが一番怖いのだ」
どう考えても、その考え方が怖い。
井川さんの祖父の言葉。
「10人の味方をつくるよりも、一人の敵をつくるな」
敵をつくらないようにする努力は味方を増やすことになる。
経営者の言葉は、重くて深い。
面白かったです。
この本はおすすめです。
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