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地面師たち ファイナル・ベッツ 新庄耕
シンガポールのカジノで元Jリーガーの稲田は全財産を失い失意のどん底にいた。一部始終を見ていた大物地面師・ハリソン山中は、詐欺メンバーの一員として稲田に仕事を依頼する。日本に戻り、ディベロッパーの宏彰、支援者の菅原と共に準備に入るが、予定していた苫小牧のプランが突然白紙となり、代案として北極海航路開通を見込んだ釧路へ変更を余儀なくされる。しかし、成功すれば200億円超えの大金が見込まれる前代未聞の大仕事。ハリソン山中が狙いをつけたターゲットは、シンガポールの大手不動産ディベロッパーの御曹司・ケビン。在留メンバーの一人、マヤによる色仕掛けの罠に嵌ったケビンは、逡巡しつつも、日本人の親友・リュウの後押しもあり、釧路の用地購入に乗り出す。一方、警視庁捜査二課のサクラは、不動産詐欺の捜査過程で地面師一味の関与を疑い、ハリソン山中が趣味の狩猟で頻繁に北海道を訪れていたとの情報を得て渡道するのだが――。
ネタバレあり。
なんて悪い奴なんだ。
読んでいて「もうやめろ!!!」と何度も言いたくなる。
前に猫組長の話で(本)、食事をしている時に「あいつ地面師」というくだりがあって、本当に実在するのか・・・と思ったのを思い出しました。
前作の地面師よりも酷いです。
ハリソンは酷いです。
でも、凄いです。
まだ続くのか?
この本はおススメです。
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