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世界のニュースを日本人は何も知らない5 谷本真由美

・ルッキズム――海外のほうが100倍ひどい
●LGBTQ施策をやりすぎでバックラッシュ!
●‶ガザ地区″を‶足立区″に置き換えるとわかりやすい
●世界の64%が〝ロシア推し″か中立だった


LGBTの行き過ぎた教育


 アメリカのオレゴン州にあるチャーチル高校でのことです。
学校の授業で教員が生徒に「性的なファンタジーを創作せよ」という課題を出し、授業内で肛門性交などの性的な行為を説明し、どの生徒と行為をしたいか発表しなさいと強要しました。

 激怒した保護者が市役所に訴える羽目になっているのです。
 学校側はカリキュラムに沿っただけだと主張していますが、実際におこなわれた授業は学校では過激すぎでどうみても風俗店のプレイにしか見えませんでした。   

環境にやさしい


 ロンドンの「超低排出ゾーン」(ULEZ)。
 これはロンドンの大気汚染をなんとか減らすための施策で、その過澈さによりイギリス国内だけではなく、ヨーロッパ全体でも驚きをもって取り入れられたものです。

 2019年に始まったこの施策は、移民の人権擁護弁護士としてキャリアをスタートしたバングラデシュ系の両親を持つイスラム教徒の移民2世で、労働党のサディク・カーン市長が市民による反対の声を押し切って導入した「残酷で無情」なものです。

 2015年以前に登録されたディーゼルエンジン車、さらに2006年以前に登録されたガソリンエンジン車が対象です。自動車排ガス規制である「Euro4」(2005年施行)と「Euro6」(2014年施行)を満たさない車両は「超任排出ゾーン」を走る場合、乗用車で一日あたり12・5ポンド、日本円でおよそ2200円を市に支払わなければなりません。

 この施策が大きな不評となっている理由は、規制に除外がなく、低所得者や高齢者はもちろん、体に障害がある人なども例外なしに費用を払わなければならないからです。

 このような規制区域内に住む人、また区域内に通勤する人や病気などで車を使わざるをえない人はかなり厳しい状況に直面します。

 たとえば病院に向かう病気の人や高齢者も車で移動するだけで約2200円を市に支払わなければならず、ちょっとコンビニやスーパーに行くだけでも決められた金額を提供する必要があるのです。

 しかもロンドン中心部だけだった規制は2023年8月29日から対象エリアが拡大されています。

イギリスの結婚

 イギリスでは婚姻年齢が16歳から18歳に引き上げられたのが話題です。

 特定地域から来た移民が、まだ子どもである16歳の児童に年上や高齢者に近い男性との結婚を強制し、拒否した場合に家族によって殺害されたり、子ども自身が逃亡したりする例が発生しているからです。

 つまりこういった虐待を防ぐために仕方なく制度化されたという対策なのです。

 法改正キャンペーンは、自身が16歳で2倍以上の年齢の方との見合い結婚を強制されたうえに、姉であるバナズさんが17歳の時に強制的に結婚させられ、家族に殺害されたクルディスタン出身のペイジー・マフモドさんが先導しました。イギリスは日本と違って多民族国家です。

 アフリカや南アジアなど、男女関係や家族関係に関する考え方が先進国とまったく異なる国から多くの人が移民してきているのです。


車中泊するスペイン人


 カリブ海やアメリカに出かけていたイギリス人が費用節約のために押し寄せています。かつての相場よりも高い家賃を払ったり、物件を買い上げたりするために不動産価格が高騰しているのです。

一方で地元のスペイン人は家賃が払えなくなったり家を買えなくなったりで、車中泊を余儀なくされています。

 このような問題はスペインだけではなく、スイス、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、フランスなどでも起きています。ドイツやオランダ、イギリス、アメリカなどからやってくる富裕層が、現地の不動産を買ったりリゾートの値段を上げてしまったりするのです 

 日本だと北海道や沖縄、京都で起きていることが、ヨーロッパでは20年ほど前から当たり前になっているのです



襲われないために


 欧米の街中では女性もかなりスポーティな装いをしていることが多く、ヒールを履いている人は多くありません。
これは犯罪があった場合に走って逃げるためです。

 外国でそれだけ多くのテロや乱射事件に遭遇していれば、なぜかということはおわかりとなると思います。
 さらに外国ではリュックを背負っている人が多いです。

 手提げカバンでは走って逃げる際に邪魔になります。
命に関わることですからファッションを優先することができません。

 街中でコスプレをして歩いているような人間は職務質問されることがめずらしくありません。

 ハロウィンの時期であっても仮装した人間の近くには近寄りません。覆面で顔を隠しているので犯罪に及ぶのが簡単だからです。

 子どもにも「仮装した人間には近寄ってはいけない」としつこく教えます。安全なコスプレをするのは学校や会員制のクラブなど限定した人が出入りできる場所だけです。
 どうかコスプレした人間の中には危険人物が少なくないということを認識してください。   


イギリスの教育


 イギリスは日本の幼稚園年県組に当たる年齢から全国統一試験があって、偏差値がガッツリと出てきます。

 国はそのデータを元に教育施策をつくり、子どもの進学はその偏差値にだいたい沿う感じになっています。これによって進む大学や将来的な収入も大まかに推測できてしまうのです。

 数学、論理分析、国話(英謡)と細かく偏差値が出て、その推移は学校側が把握し、進学校の場合は細かい個人型の学習計画を立てます。
 全国統一試験でガッツリと個差値が出るので、ダメな子ども、ダメな学校、ダメなクラスの結果がはっきりわかります。

ダメ系と優秀系はともに授業時間は同じで同じクラスに所属していますが、学ぶ内容はまったく違います。
 成績不良な生徒が算数や英語というコア数料で、すでにほかの生徒と違う特殊指導を受けています。
 これはレベル別指導ではなく、そのクラスの最低レベルからも弾き出されてしまい、「特殊授業」を受講させられているのです。

 イギリスは、私立の小・中・高校の教員も実績を出して転職し、給料を交渉するのが一般的です。自分の”成果物”である生徒の実績が大変重要なのです。
 公立は私立ほど給料の変動幅がなく、交渉の余地はありませんが、より「危険性の低い」学校などに転職したい場合の材料になるので熱が入ります。

 だから私立も公立も自分が担当するクラスの生徒は成績が良いことを希望し、学期の開始前には成績が芳しくない生徒の押し付け合いの争いが水面下でおこなわれます。

 このような初等教育における徹底的な現実主義、優秀者を早期選抜して資源を集中させることがイギリスの強みの源泉だと感じた次第です。

 そしてイギリスの遺伝子を受け継いだアメリカも似たようなことをやっています。

イギリス女性のDV


イギリスでは女性からの男性に対する黒力はめずらしくありません

 幼少期から女性は体がかなり大きく、男児よりも大きいことがビックリするほどではないのです。

 また性格が日本の女性とは異なり、尽くすとか、おしとやかという概念がありません。
攻撃的な人が多く、成長すると酒を浴びるように飲んで路上で放尿や脱難をしたり相手を殴りつけたり、はたまた薬物に手を出す女性もいます。l

イギリスのいじめ

 単なるいじめだけではなく、命に関わるような暴力、性犯罪、虐待なども起きています

 学校側は管理不行き届きや責任を認めたくないために被害者泣き寝入りが多く、親は子どもを転校させることも少なくありません。

 アメリカでは最悪の場合、銃や薬物が登場するので、子どもの命を守るのに気苦労が多いのです。

 これはイギリスやカナダ、ヨーロッパ大陸もそれほど違いはありません。銃が規制されている国だらけなので銃撃の心配はそれほどでもないです。

 絶対にないというわけではないですが、学校でのいじめや暴力性は日本とは比較にならないです。

 無視するとか嫌なことを言うというレベルではなく、反社顔負けの集団での暴行や強姦を平気でするし、ときには刃物が使用されることもあるのです。

 事実ロンドンでは小・中・高校での刃物やその他の武器による暴力が大きな問題になっています。そのため市長のサディク・カーン氏は「ロンドンの学校にはもっと金属探知機が設置されるべきだ」と述べています。



本当のイギリス



 道路は吸い殻とゴミだらけで、麻薬依存症の物乞いの人がいて、バスや電車で乱期がおこり、車は駐車禁止を無視するのが当たり前。
 週末には住宅地にて爆音でラップをかけてパーティをやる家とお年寄りの家があちこちで揉めています。
 
今のイギリスは完全に変容してしまいました

 都市部はすでに40年前の名残すらありません。住民の大半はイギリス人ではなく旧植民地だった途上国の人たちで、イント、パキスタン、アフリカ、中国、トルコ、ポーランド、カリブ海系の人たちが主流派です

アフタヌーンティーの習慣があるのも80代以上か、もしくは家の価格が4億円以上で広大な庭を持つ貴族や資産家の人々です。

 ただし新興の富裕層や金融業の人でなく、代々資産を相続してきた地主の人々です。
 そんな人たちは人口の0・001%もいないでしょう。

 もはやイギリスの伝統文化は日本で保存され消費されているのです。

 日本人が愛でるのは、すでに酒え去ってしまった過去のイギリスです。

 いまの同国は移民だらけで食べ物はケバブやイタリア料理にイタリアンカフェ、カレーにギリシャ料理です。紅茶よりアルコールです。


 

現在の欧州


 文化をを日本で見ることができるのはイギリスだけではありません。

 日本には、昔のフランス文化、イタリア文化、スペイン文化、ドイツ文化も保存されています。

 ヨーロッパの都店前にいるよりも日本にいたほうがそれらの国々の言葉を学べます。各国の善籍がありこランスのシナンンンもあります。

 日本では主にイタリアの1800年代後半から1900年代半ばにかけてつくられた大楽音楽のことを指すカンツォーネやフラメンコ教室にも気軽に通えます。

 それは母国ではもう死に絶えそうになっているような古い時代の文化です。各国のインテリアや絵画、車、音楽はおそらく日本人のほうがくわしいのです。 

 日本はあらゆる文化の終着駅になっているのでしょう。



 他にも世界のホームパーティーの実態や、欧米人は本音を言わないや、日本とは比較にならないぐらいの接待、飲み会のルールが印象的でした。

 言われなければ、そのまま受け取ってしまう、以外にも日本人の方が本音で生きているのが驚きでした。

 世界は本当に腹黒い bY高山正之

 この本もおすすめです。




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anco
ありがとうございます!! がんばります!!