見出し画像

日本の国際報道はウソだらけ 島田洋一飯山陽

第1章 日本の中東報道と政府対応は、あまりにも頓珍漢
第2章バイデン政権はアメリカと世界に何をもたらしたのか
第3章 LGBT法があるのは日本だけ
第4章 新・悪の枢軸に日本は何も対処できていない
第5章 国民の意識が変わってきた今こそ「核抑止」の議論と準備を
第6章 国連と学会が機能しないのはなぜか

 2023年10月7日、イスラム過激派テロ組織ハマスがガザ地区から出撃した。
 イスラエル人1400名を虐殺、外国人も含めて200名以上を拉致した。
 ハマスが襲撃したのはキブツと呼ばれる農場や、音楽フェステバル会場。
 彼らは民間人であり、兵士ではありません。
 ハマスは民間人を無差別に攻撃し、赤ちゃんから老人にまで筆舌しがたいほどの残虐なやり方で殺した。

 この事実をもってなお、岸田総理はこれを「テロ」と呼ぶことを躊躇し、されに被害を被ったイスラエルに対しても「自制」を求める声明を出した。

 被害を受けたイスラエルに「やめろ!」と言ったのだ。
こんな、アホはついぞ見かけない。清々し程の馬鹿だ。

 上川陽子外相はヨルダン川西岸とイスラエルを訪れ、ガサに足場を持たない腐敗したパアレスチナ自治政府に100億円の追加支援の提供を約束、イスラエルに対しては戦闘の休止を要請した。

 テロリストにお金を渡し、被害者に「やめろ」という。
正気の沙汰とは思えない。
 これ全て日本の税金だ。

 

ハマスの後ろにはイランがいる。


イランの現政権は核兵器開発後、完成品をハマス、ヒズボラ、などのテロ組織に渡しかねない。
 ハマスの残虐ぶりを鑑みれば、核兵器を手に入れた場合、彼らはイスラエルに対して使わないわけがない。
 普通はやらないだろう・・・ということを平気でやるのがハマスなのだ。
 彼らは赤ちゃんから女性まで、考えられない程の残虐なやり方で殺している。
 イスラム国の殺し方。
カメラの前で斬首したり、同性愛者を高い建物から突き落としたりするやり方よりも、残虐なのだ。
 イスラム国の数段上回るものに、核兵器を持たせる。
その使用に躊躇はないだろう。

 上川陽子外相が渡す100億円は、イスラエルにテロ攻撃を仕掛けて命を落とした戦闘員の家族に年金を支払うといった形の、国際支援金だ。
 理解できない感覚。

 日本はこれまでも「かわいそうなパレスチナ」に30年間で3000億円以上の多額の資金援助をしてきた。
 追加で100億円。

 そのお金がどのような使われ方がしてきたか、検証は一切していない。

 

パレスチナ自治政府には深刻な汚職がある。


加えて自治政府はテロを促進する仕組みも内包している。
 彼らはイスラエル人を攻撃したパレスチナ人やその家族に対し「殺しの報酬」と呼ばれる年金を支払う制度を持っている。
 イスラエル人を殺したら周囲から英雄視されるし、イスラエル人に殺されても殉教として讃えられる。
 国連のパレスチナ難民救済業機関(UNRWA)も腐敗とテロの温床機関。

UNRWAの運営する学校ではイスラエル人を憎み、殺すことを推奨するヘイト教育がさかんに行われている。
 日本が UNRWAに資金提供することはすなわち、テロに資金提供していることと同じである。

 日本政府に岸田総理にその自覚があるのか、全くもって疑問である。

もちろん周辺のアラブ諸国はハマスを嫌っている
エジプトはハマスをテロ組織指定している。
 パレスチナ人の中には便意兵もいる、警戒心を強めるのは当然だ。
 ハマスはガザ地区にいるパレスチナ人を「人間の盾」にして抑圧し蹂躙している。
 イスラエル軍が撤退したせいで、ハマスがテロの根拠地にした。
ヨルダン川西岸もそのようにならないように、しなけれがいけない。

 2011年「アラブの春」はハマスがエジプト国内に流入して、刑務所を襲撃し、収監されていたイスラム過激派を野にはなったり、警察署を襲って残忍なテロを繰り返した。
 パレスチナ難民をエジプトが受け入れないのは当然なのだ。
受け入れる国なんかどこにもない。

 岸田総理行っているのは「全方位嫌われ外交」である。

 今回ハマスが起こしたテロ行為は、1200人を惨たらしく殺した。
 ハワスは生きている妊婦のお腹をナイフで切り裂き、胎児を取り出し、その胎児を斬首し、妊婦も殺し、それを全て自ら映像に記録した。
 狂っている。  


1988年「ハマス憲章」というものをハマスは掲げている。

内容は、自分たちの目標はイスラエルの殲滅で、イスラエルという国をなくして、そこを全部イスラム国家に書き換えることが目標だと書かれている。
 しかもこれは彼らの目標の第一歩に過ぎず、彼らは全世界のイスラム化を目指している。
 彼らは全世界がイスラム化すれば平和になると、本気で思っている。

重要なのは平和にも色々あり、文化も違えば平和も違う。

 そこに非核三原則なんぞ掲げている日本なんぞは、お花畑でチョウチョを追いかけている、小学三年生のようなものだ。

 読んでいて、気分が悪くなるぐらい、日本は終わっている。
 でも、お二人の先生それをわかりやすく、面白く、丁寧に会談されるので、とても勉強になりました。


 飯山先生はこの本が日本社会や外交、学会とは全く異なる説を唱える島田先生との対談から、私たち読者にとって進むべき道を示す羅針盤になればと仰っておられる。

 羅針盤どころかゴールを示す先生方だと、私は思いました。

 この本はオススメです。

いいなと思ったら応援しよう!

anco
ありがとうございます!! がんばります!!