ライト・スタッフ 山口 恵以子
昭和30年代の映画の世界。
先の見えない劣等感のある青年の成長物語。
読みながら「青春だなぁ」と感じました。
主人公の青年は普通の青年。
周りの才能ある若者の勢いに
巻き込まれ翻弄する。
素直な主人公には自然に努力し
照明の実力を磨いていく。
周りの先輩や同期に助けられながら
人生を送る。
才能ある同期はお金も名声も手に入れるが
一番大事なものを失っていく。
それがこの本のメインテーマ・
信用だ。
主人公の青年は才能は無いが
真摯に懸命に素直に仕事に取り組む。
人の悲しみに寄り添い
人の喜びに歓喜する。
晩年も彼は仕事に想いを馳せる。
素晴らしい本でした。
この本はおすすめです。
ライトスタッフ
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