子育ては9+9
ワタシは大学に進学する際
実家から出ることを頑なに禁じられたので、
自分の子には絶対にそうしない、
子どもが自分で決めた道を阻むことはしないぞと
心に決めていた。
1番目♂、2番目♀は
大学生になると同時に下宿。
現在、3番目♂は高校生、
4番目♂は中学生だ。
男子の子育ては大変だ。
個人的な感想では、女子の10倍、めんどくさい。
男子という生き物は、大人の(特に)女性には
とうてい理解が及ばない。
彼らを別の種(しゅ)として認識し予備知識を持って臨んでも、
疲れる。
乳児〜幼児期は肉体的に、
児童〜思春期は精神的に、
消耗が激しい。
自分の子育てを超ざっくり振り返ると
こんな感じだ。
・赤ん坊期→身の回りのお世話
・保育園期→社会性・運動・言語・知能のお世話や見守り
・小学校低学年→上記に加え、友達の存在感up(手を離れ始める)
・小学校4年生→上記に加え、親<友達
・小学校高学年→言語・知能の援助、人間関係の見守り
・中学生→自立したい + 親うざい
・高校生→自立しているつもり+親の言葉は基本きかない
ターニングポイントは小4=9歳だ。
9歳までにかわいい思い出、楽しい思い出を
たくさん貯金することだ。
9歳の峠を超えたら
大波小波が次々とやってくるが、
こちらの気持ちをできるだけ”凪“に保つために
貯金を切り崩してやり過ごす。
日頃から
「成人したら巣を出てっていいんだよ」って
刷り込んでおけば、
高校を卒業するとき自然と飛び立っていく。
生まれて9年ハグしつづけ、
次の9年でその手を離していく。
子育ては、
9+9=18 。
山道の上りも下りも
短距離ダッシュしながら長距離を走り続ける感覚で
たしかに疲弊するけれど、
ゴールのあとのビールは
美味さ半分、切なさ半分、
なんとも言えない味わいだ。
峠を越えたら
ゴールは意外とすぐ来てしまうから
気をつけて。