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USCPA合格→日米同時に転職活動→日米それぞれの監査法人に内定もらうまでにやったこと(転職エージェント/自己分析/便利なアプリ/面接対策/英会話対策/日米の採用市場の違い/アメリカの転職ベストシーズン)

追記がある場合は【追記】と付けているサブタイトルが目印です
★4/5追記:NYでOB訪問させていただいた方のブログとTwitterを追記しました!

★3/25追記:英語版履歴書(レジュメ、CV)の書き方がわかる海外大学のキャリア支援関連のWebページ、Linkedinのプロフィールの書き方について参照させていただいたページのリンクを追記しました!

タイトルが散らかっていてすみません。転職活動している最中はとにかく多方向からくるチャンスに対応するのでいっぱいいっぱいだったのですが、とっってもよく聞かれるので私自身も忘れないうちに備忘録としておきたいと思い、1つ記事を書くことにしました。SNSを通していただいた質問をもとに少しずつ書き出していたので公開が遅くなり、一部の方にはお待ちいただきました。今後、加筆修正していくこともあるかと思いますが基本的にはこの1記事にまとめます。ただ、一部ここには書きにくいことがあるのでそれについては実はひっそり最近作りましたこちらのTwitterで書いてます。またこの記事の最後にQ&Aもつけています。ご質問いただいた方、ありがとうございました!質問箱は今のところ設置予定はありませんm(_ _)m

※ひよっこなので書いてはいけないことを書いている可能性があります。もし発覚したらこの記事は削除しますm(_ _)m

長いのでお時間あるときに目次からお好きな項目へどうぞ

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USCPA勉強→転職活動のタイミングについて

最終科目REGを12月1週目に受験した直後に、もともと作っていた過去の履歴書(日本語、英語)を軽く作り直して日米両方の転職エージェントに登録し、何人かの方とファーストコンタクトは取っていました。しかし会計関連の実務が未経験のためか、「USCPAの最終科目を受験中で結果はまだわからない」と言うと、反応は良くありませんでした。とにかく受かってからだね、という感じで…。既に会計監査、経理、経営まわりのお仕事で経験がある方は、1科目でも合格していれば話が通りやすいかもしれません。私はREG1回目を受験した直後で合格しているかわかりませんでしたし、積極的に求人を紹介してもらうというよりは、合格後に向けて自己分析と書類作成をちょっとずつやっている感じでした。ただ、この時期にファーストコンタクトをとっておいたのが、全科目合格後から内定まで早かった要因だとは思います(この記事に書いている内容全部と内定までのスケジュール感は最後の方にまとめています)。

超個人的な話で恐縮ですが、私はアメリカでのVISA等の事情と昨今の情勢が相まって先を長く見通せる状態ではないうえ、とにかくUSCPAを活かしたキャリアチェンジができるのならどんな仕事でもやりますというスタンスだったので、転職先やタイミングを慎重に段階的に決めていくというよりはそのときのタイミングでそのとき縁があったところに行くと覚悟していました。なので勉強中は勉強に集中し、合格してから転職活動に全振りしようと思っていました(というか、“同時進行”という要領の良いことができない)。

長期的にじっくりいろんなことを同時に検討しながら慎重に進めていきたい(いける)という方は、全科目合格を待たずUSCPA勉強中から転職エージェントに登録して相談しつつ勉強を進めていくのも良いと思います。

自己分析のおすすめの順番とやり方(転職理由→自己PR→志望動機)

USCPAを取得して転職活動に活かそうとしているのであれば、

・USCPAに興味を持ったきっかけ、勉強を始めようと思った理由

から思い出すと良い人が多いと思います。
最終的には書類や面接という限られたスペース・時間の中で、「USCPAをとって何がしたいのか」「これまでの経験やスキルと組み合わせて何ができそうな人間なのか」ということを「なるほど、そういうわけね」と理解されることが重要になると思います(“納得”されなくても“理解”されればOKだと思います。人にはそれぞれ事情があり、会社としては結局利益を上げてくれるなど将来に何らかのメリットがあってくれれば良いと思うので)。

私は特に、30歳を過ぎてから前職までとは全く違うことに挑戦しようとしている理由を、超個人的な思いや今後のライフプランまで含めて、わずかな時間でも聞いた人に「なるほどそうなんだ」と理解してもらえるように説明できるようにすることを目的として自己分析しました。

考える順番としては、未来展望があるからこそ転職活動をするんだと思うので(つまり未来)まず①転職理由から整理します。
そして、その未来展望というのは、これまでやってきたことや考えてきたこと(つまり過去)に支えられていると思うので、過去を振り返る中で具体的に経験してきた仕事上の業務などを書き出すとともに、自分が仕事上で身につけてきたソフト・ハード両面のスキルも整理しておきます。これが後に②自己PRの選択肢になるものです。
そうやって選考を意識しつつ自分の棚卸しをしていったら、①と②を改めて俯瞰してみて、自分が応募先企業にとってどんなふうに価値を提供し得る人材と言えるのか(つまり現在(と、ちょっと未来))を整理して文の体裁を整えると③志望動機になります。

この順番で自己分析すると、ただ闇雲に過去を振り返ったり終わりのない堂々巡りの分析になったりせずに効率的に面接対策に繋げられるのでおすすめしたいです(^ω^)

OB訪問

私がUSCPAを勉強し始めて監査法人で働きたいと思うようになったのはAUDの勉強がとても楽しかったからで、実際の働き方がどんなものなのかを知りませんでした。なので、実際に今現在監査業務に就いている方を探してお話を聞かせていただきました。事前に自分で20個くらい聞きたいことをノートに書き出していきましたが、当日はあくまでもその方のご経験をざっくばらんに聞きたかったので会話の流れに任せました。

【追記】ご本人を紹介します

私がお話を伺うことができたのは、同じくUSCPA合格後にアメリカのBig4に転職されたよろにくさん(Twitter)です。USCPAの勉強を検討していたときによろにくさんのブログを拝見していて、同じNYに住んでいらっしゃるということでいろいろと勉強させていただいていました。やはり現地で実際に働いている方の話というのはとても貴重で、その人から見えている景色を共有していただけて、想像の域を出ないものの自分が働いたらどんな感じなんだろうと気持ちと思考の整理をすることにとても役立ちました。ありがとうございます。

よろにくさんは前職でNY駐在をご経験された後USCPAに合格し、こちらの現地採用にて監査法人に勤務されています。日本人がアメリカで働く場合のVISAやグリーンカードについてもご自身の経験をもとに綴っていらっしゃるので、仕事で海外移住を目指している方はぜひブログに遊びにいってみてください(^o^)

よろにくさんのブログ
純ジャパUSCPAがコネなし留学なしでアメリカ移住できたブログ

書類作成とフォーマットについて

ここまでの材料が揃ったら、応募先企業の選考のフォーマットに合わせた文章なり素材なりに落とし込んでいきます。基本は履歴書、職務経歴書ですね。日本語と英語の両方で作成します。

日本語のほうは、転職エージェントからいただいたテンプレートに埋めていきました。英語版ではこうでなければいけないという書式があるわけではないですが、一般的にフォーマルと思われる傾向はあるにはあります。大きな大学のキャリアセンター等がテンプレートをネットで公開している事が多いのでそういうものを検索して作成しました(3/25追記:いくつかの参照先を追記しました)

【追記】英語版レジュメ(CV)の書き方がわかる海外大学のキャリア支援のWebページや講座

Cornell UniversityのGraduate Schoolのページ

University of PennsylvaniaのCareer Serviceのページ

・時間に余裕がある方は、Courseraで受けられるUniversity of Pennsylvaniaの「English for Career Development」というオンラインコースが超おすすめ。無料です。英語を母語としない人に向けた就職活動のための講義で、約5weekで修了できます。私は以前受けていたのですが、講義を受けつつ実践的に書類作成できたり、他の国の人の書いたものを相互添削し合うことで他国の就活事情がわかったりして面白かったです。(添削したときに『私の国ではLinkedinがないと就活できません』って書いてるがいてびっくりした記憶。どこの国か忘れましたがそういう国もあるんだなぁと。)

ちなみに、基本はPDFにしてしまうので作成するときはWord(Microsoft)でもPages(Mac)でも良いのですが、アメリカの転職エージェントで、なぜか「Word形式で提出してください」と言うところがありました。その場合、Macの私はGoogle driveで作成し、提出するときのフォーマット崩れが心配なので、DLした.docsファイルに加えて共有リンクも出力して送っていました(もちろんWordという指定がないのなら基本はPDFでどこにでも送ります。)

英語圏で未経験職種の就職活動をすることについて

英語で履歴書を作るのは初めてではないのですが、つくづく思うのは、自分のスペックが一目瞭然になってしまうなぁということです。日本語版のように、“醸し出す雰囲気”のような要素をほとんど入れることができないものだと感じています(日本語版は、なんだかんだいって履歴書にも自己PRを書く欄があるか、職務経歴書も併せて求めらられることが多い)。アメリカはチャンスが多い一方で学歴社会であると感じる側面はここにありますが、私がこれまで経験した外資系企業の転職で、選考の初期段階で職務経歴書を詳細に提出させるところはほとんどありませんでした。まずは、何はなくともレジュメ!って感じなのです。すると、例えば会計士として働きたいときでも、いくらCPAの資格を持っていても大学がAccountingやBusiness専攻でない場合で、且つ、関連職種未経験の場合、そのシンプルなフォーマット上で経歴が論理的に繋がらないため、初めて見る人にとっては疑問しか浮かびません。当然、転職サイト経由で希望職種の声がかかってくることも、転職サイトが独自AIで希望職種をおすすめしてくることもゼロに等しいです。つまり、受け身でいて選考を先に進むことは不可能に近いんです。なので、これまでの経歴との関連性がない業種に就きたい場合は英語の書類作成を工夫する必要があります。

未経験職種を希望していた私が書類作成で心がけた3つのこと

上記について、具体的な対策としては

・これまでの経験が今後就きたい職種に全く関係ないものでも、今後就きたい職種に関連する業務がなかったか棚卸しして関連付けたDescriptionにする(多少無理矢理でも仕方ないかなと私は思いました。もちろん口頭で説明できる範囲で。)

・資格受験中なら、SkillかQualificationの欄に「現在受験中、◯科目合格済」等と分かるように記載する(USCPA等の場合、正式にLicenedになるまでCPAと名乗ってはいけないので、そこは守りつつ、ねじ込めるところにはねじ込む意気込みです。笑)

・次項目の話にも繋がりますが、転職サイトやLinkedinにはレジュメ以外に「プロフィール欄」など、自由に何かを入力できるところがあるはずなので、そこで『これまで経験は無いがこういう理由があって◯◯の勉強をしていて△科目は既に合格していて今後はこういうキャリアを積みたい』etc…といった事情を詳しめに書く

などです。

転職サイトに登録、SNS整備

私は
・日本の転職エージェント1社
・アメリカの転職サイト2社
・Linkedin(英語)

に登録し、プロフィールを作りました。たいていレジュメをアップロードできるので、上記で作成したものをアップロードしておくと良いです。転職サイトに参照URLやLinkedinのURLを載せられる場合は載せると、双方見てくれる人もいます。私は個人事業のポートフォリオもURLに載せておきました。

アメリカでは2社と書きましたが、最終的にはそのプロフィールを見たエージェント8社〜10社くらいから連絡がありました。
海外ではLinkedinが主要な就活ツールである国もあると聞いていましたが、日本語でネット検索しても海外での就活用のプロフィールの整え方を解説してくれているブログ等があります。もともと英語ネイティブのバイリンガル等ではない場合は、日本人の先人たちが書いたそういうブログを見ながら作成するのがおすすめです(3/25追記:いくつかの参照先を追記しました)

【追記】海外就職・転職のためのLinkedinのプロフィールの書き方について私が参照したページ

【LinkedIn英語プロフィールの書き方はこれ!】インパクトのある自己プロデュースを発信しよう

リクルーターがスカウトしやすい、LinkedInのプロフィールページの作り方| 海外就職のすすめ(13)

初めてのアメリカ就活やったことすべてシェアします!

転職エージェントの活用で意識してよかったと思うこと

転職エージェントはほぼ必ず「まずは電話でお話しましょう」と言ってくれるので、積極的に会話、自己開示するようにしました。また昨今のトレンドに便乗し、ビデオ通話ができるなら私はビデオ通話を積極的にお願いしていました。少しでも私のキャラクターや考えていることがリアルに伝わったほうが、良い案件を紹介してくれるかどうか云々以上に、そのエージェントとの信頼関係が築けると思ったからです。人を介して仕事のチャンスが巡ってくるのであれば、信頼関係はとても重要だと考えます。転職エージェントも様々なタイプの人がいるので、自分に合う合わないもここで見極めていきます。

また、Linkedinを使うとなると、メールアドレスで紐付いている各種SNSも何らかのきっかけで見られる可能性があるので、この機会に、一応各種SNSのプロフィールや写真などは整備しておきました。といっても、全く違う印象の写真じゃないようにするとかプロフィールに一貫性があるようにするとかその程度です。

ちなみに、今回の就活では転職サイト・エージェント利用のほか、直接応募もしました(アメリカ)。

面接対策で重要なこと5つ

面接対策についてはYouTubeや一般書籍など結構いろいろリサーチしました。YouTubeなんかは就活・転職系のチャンネルがいくつもあり、芋づる式に出てきてしまうので、総時間数でいえばかなりの時間リサーチしてしまったと思います。疲れました。ここはもっと効率的にしたかったと反省してます(視聴回数増やすための釣りタイトルのものも少なくないですしね‥)。なので、今転職活動全体を振り返ってみて、動画や書籍から得た情報で私が特に重要だったと感じる思うことだけポイントで羅列してみます。

・自分の中で、転職理由(未来展望)、自己PR(自己分析)、志望動機(現在のポテンシャル)について腹落ちしていること

・それらを定番の質問への答えとして簡潔に言葉に落とし込んでいること(過去の経歴や経験にネガティブな要素があっても大丈夫です!隠さず、それをどう解釈し直しているか、未来はどうしていこうと思っているか固まっていることのほうが重要だと思うし、説明できれば理解してもらえます。もしそれが理由で内定をもらえなかったとしても、縁がなかっただけのことで、むしろ自分に合わない企業はふるいにかけられるので良いです。)

・自分の中で『今回の転職において譲れない軸や価値観』は何なのか、1つか2つに絞り込んでおくこと(逆に、どんなことであれば妥協できるのかある程度は明確にしておくこと。実際に面接して話してみて変わることもあると思うのでそこは柔軟にでOKですが、事前にある程度固めておくと発言がブレません)

・自分の人となりがわかるエピソードを1つ用意しておくこと(長所短所にこだわらず、自分のキャラがわかる話は、アイスブレイクや最後のひと押しなど何かと効きます)

通過した書類をよく見直し、これを見た人が持ち得る疑問や深堀りしたいことは何か?を考えて、重複や不足なく、答えられるようにすること

こんな感じです。ここは正直、私もまだ自分の中で整理しきれてないのでまた更新すると思います。

面接直前までに準備すること−マインドマップがおすすめ!

最初は「想定される質問に対する回答」という形で、自分の情報を文章で書き出していきますが、文章で覚えるなんて無理なので、最終的にはそれぞれの質問(または自分情報)につき主要なキーワード3語くらいにまで圧縮していきます。文章をキーワードに圧縮していつでも引き出せるように脳に収めるには、マインドマップの活用がおすすめです。私はXMindというアプリを使って整理し、面接時にはB5〜A4の白紙に箇条書きして面接に臨んでいました。

英語版と日本語版、両方つくりました

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WEB面接について(気をつけたこと/服装/アクセサリー/メイクなど)

日米だいたい同じタイミングで選考が進んでいて、ありがたいことにアメリカにいながら日本の企業の面接も受けることができたので、
・アメリカ14時頃〜:アメリカ企業の面接(1〜3時間)
  ↓
・日本が朝になるまで少し休憩できる
  ↓
・アメリカ19時(日本時間朝9時〜):日本企業の面接
というふうに面接を入れると、効率的に日米同時の転職活動ができました。メイクや服装そのままで続けて臨めるので良かったです。

ビデオ面接が今のように一般的になるずっと前から、CA採用ではビデオインタビューを採用している会社が多くあったので(特に外資系)、画面越しの印象づくりに関してはかなり研究してきたほうだと思います(私が一番最初にビデオインタビューを受けたのは8年前になります)。こんな形で役立つとは想定外でしたが、最近一般事業会社を受ける方にこうしてみたらいいよああしてみたらいいよとオススメをいろいろ提案したら好評だったので、ここでもどなたかの役に立てればと、今回私が意識した点を挙げていきたいと思います。

・発言内容を暗記するかどうかについて
先程の項目で言及した、自分情報をキーワードにまで落とし込んだメモについて、“あんちょこやカニングペーパーみたいなものは見ているのがバレるので辞めたほうがいい”という情報もネットで見かけましたが、私はパソコンの横に置いてました。見るとしても、作成したマインドマップをもとに数語のキーワードにまで落とし込んでいるので、紙を見すぎて棒読みになったり不自然になったりする心配がないし大丈夫かなと思いました。

・服装について
カッティングがきれいな紺色のトップスと、フォルムが私に似合う白のブラウス、どちらを着るか迷ったのですが、WEB面接ではディテールよりもパッと見の印象のほうが重要なのと、ただでさえこちらの暗い時間に日本の朝と面接することが多かったので、顔映えを重視して常に白のブラウスで面接に臨みました。

・アクセサリーについて
客室乗務員の受験時代から、大事なときのピアスは常に8mmパールと決めています。パールは日本人に馴染み、誰でも似合いやすいので迷っている方にはぜひおすすめしたいです。8mmというのも意外とこだわりがあり、小さすぎず大きすぎず、上品に見える直径です。

・メイクについて
少し濃いめを意識する(WEBを通した映像だから)。特に眉毛とリップが重要で、逆にチークはあまり濃くしすぎないほうが自然になります。いつもハイライトとシェーディングはしないという方も、お持ちであれば、使いこなせると画面上ではリアルより効果を発揮するのでおすすめです。

・ヘアスタイルについて
ハーフアップです。スッキリ見えるしピアスも見えるので、派手になりすぎず地味になりすぎずおすすめです。おろしている毛先は軽くコテでワンカールすると、表情が出る+まとまりも良いです。画面上は2次元なので、のっぺり見えないように前髪は横分けにします。が、目にかからないようにケープを吹き付けた目の細かいコームでひとなでするとお辞儀しても落ちてきません(日本にいたら、最近よく商品化されているアホ毛を押さえるマスカラみたいなブラシを絶対買います。笑 定番のマトメージュより絶対便利そう。でもケープ+コームで全然対応可能です)。(ちなみに、リアル面接の時はハーフアップはしないようにしています。CA受験を通していろんなヘアスタイルを試行錯誤してきましたが、ハーフアップは後ろや横から見たときにも完璧に綺麗にするというのがとても難しいです。WEB面接ならではのおすすめの髪型です。)

時差のある中でのWEB面接で気をつけたこと

・アメリカが夜で日本が朝のとき
アメリカが夜で日本が朝のときは、部屋を明るくしてもどうしても暗めな印象に映ります。画面越しでも疲れって見えるんだなぁと別のビデオ通話でわかった経験があり(笑)、疲れた印象にならないように、直前にストレッチやヨガで結構を良くしたりリンパマッサージをするなどしてリフレッシュしてから面接に臨みました。基本的にご飯は面接が終わってから食べるようにしていました。

・緊急連絡先を控えておく
アメリカ−日本の面接では時差と距離があるので、万が一接続状態が不安定になったときに備えて、緊急の電話番号などを事前に確認、面接前から見えるところに書き出しておきました。実際に一度、先方で緊急を要する事態があり、WEBではなく携帯でやり取りする場面も起こりました。落ち着いて対処できたので確認&準備しておくのがおすすめです。

転職活動全体のスケジュール感と結果

上記まで書いてきたことのスケジュール感は以下のような感じです

12月初旬:
・転職エージェント登録
・自己分析
・書類を軽く整える(最新の情報に更新する程度)
中旬:
・REG1回目落ちる    
・転職活動中断(同時進行は性格的に無理)
下旬:
・REG再受験
1月初旬:
・OB訪問
中旬:
・USCPA全科目合格
・転職活動再開、エージェントと面談
・書類作成(転職エージェントに添削、アドバイスいただきながら過不足を調整し、これで行く!という状態に完成させる)
・ライセンス取得手続き(倫理試験を受けたり、書類作成をしたり。ライセンス取得においてもレジュメを提出する必要があるので転職活動で準備したものをそのまま使えて便利です。)
・面接準備
下旬:
・面接
2月上旬:
・内定

ざっとこんな感じで、いずれも1回か2回の面接で、内定が出ました(その間、リファレンスチェックがあった会社もあり、前職までの上司や先輩に連絡を取ってレターを書いてもらうなどもありましたが長くなるのでこの記事では割愛します)。最初に転職エージェントに登録してから一旦REGに落ちたので勉強に全振りし(汗)、USCPA合格してから本格的に準備を始め、2週間〜3週間でした。

・A社(2日、いずれも約1時間)
一次面接=パートナー1名、マネージャー1名と
二次面接=人事の方1名と

・B社(1日、3時間くらい)
一次面接=マネージャークラス2名と
二次面接=マネージャー兼採用担当の方1名と
最終面接=パートナー1名と

日米同時転職活動で感じたアメリカと日本の違い

ここに書くことが、日米の違いなのかどうかわからないのですが、私が感じたこととして書きます。

USCPA×転職に関して書かれている日本人の方のブログを拝見していて「未経験でいきなり監査法人は難しい」「一般事業会社の経理などからステップアップするルートもある」というようなことが書かれているのをよく見かけていたので、そのつもりで転職活動入りしたのですが、アメリカでは会計関連業務未経験で事業会社の経理職を探すほうが、監査法人を探すよりも難しかったです。
転職エージェントの方が持っている案件やタイミングにもよるので一概には言えないと思いますが、事業会社や規模の小さい家族経営の会社の経理の求人もあるにはあるものの、いずれも即戦力を必要としている傾向があって、少なくともアメリカで一般的な会計ソフト(QuickBooks)を使った実務経験が1年か2年以上ある程度でないと難しいと言われました。
一方で監査法人は「実務経験が0年でOK」と明記しているところもありました。実際に面接してみても、経験が無いこと以上に(それは事前に書類を見れば一目瞭然なのもありますが)これまで何をやってきて、なぜ今から会計監査職なのか?というところを非常に重点的に聞かれた印象です。

もうひとつは、グローバル企業と銘打っているものの、実際話を聞いてみたら違うじゃんっと思った件です。これは特に、今日本にいてアメリカでの就職・転職を狙っている方は注意したほうがよいだろうなと感じました。ただちょっとここでは書くのが憚られる内容のような気がして(判断がつかない)…当面はこちらのTwitter(鍵アカウントですみません)でお話ししようと思います。(転職エージェントの日米の違いについてもそちらで)

ここからはおまけです。いただいた質問に答えます。随時追記します。

Q.アメリカで転職活動する場合(日本でも監査法人を受ける場合は)、英会話はどの程度のレベルが必要でしょうか?実際の試験の内容などの経験談と、対策法について教えていただきたいです。

A. 経験上の話しかできませんが、
・アメリカのHRの方と面接した際には、「自己紹介」と「これまで会計のバックグラウンドがないのに会計監査職に応募している理由は?」を聞かれました。ネイティブの方でしたが、私が日本人であり英語ネイティブではないというのは理解してくれているので、ゆっくり話してくれたり、私が話そうとしていることを相槌とともに理解しようとしてくれているのがわかり安心しました。英語でも聞かれることはテッパンの内容なので、準備しておけば対応できると思います(私もまだまだ練習が必要だなと落ち込んだことは付け加えておきます…)。USCPAを勉強した方であれば、ちょうどBECのWC対策をしたときのように、自分の持っている語彙で自分の言いたいことを最後まで言い切る、という練習が役立つと思います。(WC対策については、こちらの記事の「Q23」をご参照ください。)

・日本企業の日本人との面接でも英会話がありました(受ける部門によっても違うのかもしれませんが)。「じゃあここからは英語でいい?」と言われ、2,3問英語でお題を出されてそれに答えるということがありました。時事問題等について自分の意見を持っておく+それを英語で言えるようにしておく対策がおすすめと言えます。また、最初から「ではまず自己紹介から英語でお願い」というところから始まった企業もありました。

英語力について、こちらの記事の「おまけ(1). TOEICについて」にも書いたので参照していただきたいのですが、TOEICは点数をアップデートしておくことはもちろん重要なのかもしれませんが、実際どの程度使えるかのほうが重要なんだなと改めて認識したので、会話や実務での実用性(英語議事録の作成やレポート作成など)を高めておくほうが優先だと感じています。ちなみに私はいわゆる純ジャパです。海外達者なイケてるGirl(?)みたいな感じでは全然ありません。経歴的にそう思われる事が多いのですが。。英会話は一定のところから長年上達しないですし、あまり向上心もないです。生活と仕事できればいいやくらいのスタンスでおります。

Q. 大学生です。やりたいことがありすぎて決められずに焦っています。まだ社会人経験もないのに(アルバイトはしていますが)、どうやって決めたら良いのかわかりません。あんこさんが大学生のときに考えていたことを参考にしたいので、アドバイスをいただけたら幸いです。

A. 私も大学生の時、進みたい道が5つくらいありました。どれも特徴的な仕事で、どれかを選んだらどれかを諦めなければいけないのか‥と思うと、気が重くなりました。そのとき、友人が、私の悩んでいる5つの職業をザッと紙に書き出したのです。そして、「今いちばんやっておいたほうが良いこと、優先順位の高いことはどれ?」「時間の問題があることは?」「能力の問題があることは?」「運の要素があることは?」「後からでも挑戦できそうなものはどれ?」「万が一のことがあったときに悔やんでも悔やみきれないことは何?」と1つ1つ質問してくれながら、私の頭の中を整理してくれました。そうやってその時に出た結論が「今はCAになる夢を叶えるのが最優先」だったんです。それから10年が経つのですが、驚いたことに、他に書いていた4つの職業にも様々な形で携わる機会を得てきました。タイミング的にその5つのことを経験した直後に、私の中で何かが清算された気持ちがあり、目の前に次の道として現れたのがUSCPAでした。今の時代はもう、仕事は1つに絞る必要はなくなっていっていると思います。どこに所属するか、何をやるか、ではなく、自分がどう生きたいか、関わる人をどんなふうに喜ばせられるか、ということから目の前のキャリアや生活を選んでいくで良いと思うので、私の友人が私にしてくれた質問のようなことを自問自答しながら、今ベストだと思うことに注力してみてはいかがでしょうか。すると次の道が見えてくると思っています。

いただいている質問はまだあるのでQ&Aは整理して随時追加していくと思います。また見に来ていただけたら幸いです。

最終的な入社判断や、内定以降にやっていることについては、いろんな方にんお話を伺ったり先輩方に相談させていただいたりしているところで、ここでは書いていませんが、また需要と機会があればそれについても更新したいと思います。

おまけ:アメリカでの就職、転職のベストシーズンはあるのか?

一応、アメリカの時期的なイベントに合わせて下記のような傾向があるみたいですが、ジョブ型雇用のアメリカは通年で人の動きが活発で、業界によっても異なりますし、正直あまり時期は気にしなくてもいいと思いました。が、一応載せておきます。

1〜2月 新たな会計期間に入り採用準備が整うのでこの時期は採用も増えると同時に求職者の競争率が高くなるらしい
3〜5月 卒業シーズンであり、また翌年のH-1Bビザの抽選時期を見据えてちょうどよい時期。また、日系企業の3,4月の人事異動に合わせた採用がありがち
6〜8月 長期夏休み(バケーション)を取る人が多く、採用活動も鈍化傾向らしい。住んでいて感じるのは、マンハッタンから人自体が少なくなる。向かいのアパートに窓際でiMacで仕事している人がいるのだけど、毎年真夏と真冬のある時期になるとカーテンが半分下げられたまま夜も部屋の灯りがつかない日々が3ヶ月くらい続く
9〜10月 “夏のおわり”とされる9月の第一月曜日(Labor day)を皮切りにビジネスに戻る人が多く、季節も良いので、採用活動が1,2月の次に活発らしい
11〜12月 基本的にホリデーシーズンなので採用市場は静かになる傾向。ただし小売業界では年末商戦に向けた求人が急増する。小売と言っても最近はeコマースも発展しているのでIT関連職等もその対象


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