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目標と興味のバランス

これ、本当に難しい。目標と興味のバランスのとり方を学ぶ前に、今世が終わってしまう予感。

目標を持つ、そこに向かう計画を立てる、とても大事だと思う。でもその目標を維持しながら、思い描いた道をひたすら歩くって、そう容易ではない。

今年はブルグミュラー18の練習曲をじゃんじゃん弾いていこう、と決めたのは1月のはじめ。実際何曲も譜読みをした。が、だんだんやる気が消えていく(レッスン消失後あるある)。無意識に、何か新しいものを探し始めてしまう。

ふと、アイディアが浮かんできてしまうのだ。これって何なんだろう?飽きっぽいのか、チャレンジャーなのか、はたまた怠け者なのか、もしや反抗?自分でも、源が何なのか、わからない。

人の手から離れて空高く飛んでいく風船に憧れたりもする。繋ぎ止められているからこそ叶うことがあるとわかっていても。

何をやったっていいんだよ?先生もそうおっしゃるはず。おそらく、私のブルグ18宣言はもう忘れられていると思う(自信しかない!)し、それでいい。そうなんだけど、自分に対して無責任な気もして、気持ちがザラザラする。

人間って、1秒たりとも「同じ」ではいられないはず。体はすごいスピードで細胞が生まれ変わるし、環境も刻々と変わっていく。朝と昼とでは部屋の温度も明るさも異なる。昨日の夜と今日の夜では疲労の度合いも異なる。今週と来週とでは予定が異なるし、今月と来月とでは季節が異なる。そんな中、何をどう維持し、どう移ろっていくべきなのかなぁ。

シャブリエやプーランク、弾いてみたい曲にかぶりついてみようかな。いやいや、ピアノの大きな目標は、「刹那的」では深まっていかないのよ。それ以前に「刹那的」に弾けるようになる曲なんてない、どのみちたくさんの時間を投入することになる。だから悩むんだよね。困った困った。

目標はあっても、ゴールのない旅だ。寄り道回り道、大いに結構じゃないか!とちょんと自分の背中を押しつつ、引きずっているいくつかの曲の練習も続けている。これじゃ、いくら時間があっても足りないじゃないか。風呂敷の中のものが、どんどん増え続けていく現実・・・。

何においても、バランスをとるのって大変ね。

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