レッスン 2025/01③アレグレットの壁
スケール&アルペジオ
D-durとA‐dur、通過
次回はE-durとH-dur
モシュコフスキー 20-15
【ペダルについて】
全編踏むのもNGだし、全編踏まないのもNG、と。
底まで踏む部分はほんの一部だけ、と。
これはすごく難しい。(ペダルは耳で踏む、とはいうものの、耳で聞いてこうしたい!という塩梅で足がコントロールできないのだ。)
では、どこにどうペダルをつけるかをどう決めるかというと、どの音をどうしたくてペダルを踏むのか考えよ、と。なるほどな~。私は、音がパフパフ途切れないようにペダルを踏んでるだけだった。なんと浅はかな・・・。例えば浮き上がらせたい音があるのであれば、その音にペダルをつける練習をせよ、と。ペダルをつけて、どのくらいのタッチで打鍵すれば、思い描いたように浮き上がってくるかを徹底調査せよ、と。それを把握したうえで、その他の音をコントロールする練習もせよ、と。あああ、果てしない・・・
【全体をどう聞かせるかのプランを立てよ】
今は、「楽譜に書いてある強弱通りに弾いてみました~」である(-_-;) ペダル記号も含め、楽譜に書いてある指示は「最低限」のものであって、そこに必要に応じて自分で加えて行って、自分の表現ができるというものだ、と。「私なら、こうしますね」という1例を教えていただく。とりあえずその例を実践してみて、しっくりこなければ(というか、うまくできなければ)自分で考えてみようかな。この曲、次回で終わりたい・・・。
バッハ 平均律2-15
通して弾いた後、先生「よく弾けているんだけどね~」だってさ。わかる。まあ、よくは弾けていないけれど、弾けていなくはないから。間違ってないし。でも、何か足りないよね。それはわかる。
先週のレッスンで先生が1小節=50のテンポで仕上げるようにおっしゃった。努力したんだけど、そのテンポだとやりたいことができない箇所がいくつかあって、週の途中で断念し、安全な速度で仕上げることにしてしまった。
私:バッハは、ここしばらく、いつも仕上げの段階で頭打ちになり、練習してもいい方に変化していかなくて辛くなる。今回も、そこに来てしまったと実感している。
先生:あなたはきっとゆっくり歩き、仕事も慌てず確実にこなすタイプでは?だから、「できないかもしれない」速度で弾き始めることはしたくないし、トリルのところなんかはその細かい音を全部正確に並べたくて、その小さな刻みに大きな流れを合わせて弾いてしまう。人間性の表れで、ある意味仕方がないこと。
まあまあまあ、びっくり仰天、ずばり言い当てられている。トリルの件に関しては、事前に対旋律に耳を傾け、対旋律の方を歌いながら弾く練習をみっちりしてたんだけど、成功率7割程度。だから、先生の前で見事に失敗した。
それでも、「そんな人だからそんな演奏になっちゃのはしょうがないよね~、だからまる~!」とはなりませんし、私もそんなレッスンなら受けませんしね^^;突破しようと、師とともにに努力しますとも!
先生と一緒に、一小節を一拍でとる練習をする。トリルの部分を先生が右、私が左、またその逆、と片手で、大きな流れにトリルを適当に充てるイメージを持てるまで繰り返す。そして、自分の手で膝を一拍ずつ叩きながら、空いている方の手で弾く。左右の手を逆にしてやる。いざ、両手で弾く!「ほら、さっきよりずっといいじゃないの。やればできるの。やらないだけなの。」と、レッスン中に何となくクリアした。
「次はテンポ!」私の守備範囲はモデラートまでだと先生はおっしゃる。どうもアレグレットくらいのテンポになると怖気付いて前に進んでいかなくなる。なので、そこを突破することを今年の目標にしよう!と宣言される。で、先生のカウントに合わせて通して弾いたら、あらら~~、途中左手が脱落し、しばらく戻れず片手演奏になってしまったが、一番嫌だったトリルのところはスルッと、とまではいかないけど、まあ何とか、許せる範囲でまとまった。「いいよ、合格!」と相成った。
トリルに苦手意識があり(というか、弾けないんですよマジで)、長いトリルではトリルに対旋律を合わせる癖があるため、次の曲はそれを徹底的に克服するための選曲となった。インベンション12番である。美しくてもちろん素敵な曲だけど、弾くのは大っ嫌いな曲だ。ああああああ、詰んだ・・・
チャイコフスキー 「松雪草」
なんと、レッスンで初めて気づいちゃったんだけど、「アレグレット」と書いてあるではないかΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン 弾く前に心が沈没・・・
言われちゃったばっかりだから、軽快に入ったさ、そりゃそうさ。そしたらやっぱり途中からテンポが落ちたさ、そりゃそうさ。
【どの音にペダルをつけるか問題】こちらもモシュコと同じ。
いいね、曲違いで同じ宿題だ。これを機に、ペダル術を身につける勢いで練習に励もう。
【メロディーの打鍵をもっともっと深くすること】
【曲調の変わり目を意識し、その線の前から心と体の準備せよ】(先週も言われたような気が・・・)。
上記注意点を踏まえて、先生と弾いてみる。まあまあイケた!
が、今週で終わってもいいけど、インベンションの練習がきっと大変だろうから、この曲は保留にしておこう、との、ありがたいお心遣いをいただいた。「来週、アレグレットで仕上げましょう!」だってさ・・・(-_-;)
今週のレッスンでわかったこと
私は、アレグレットに進化したい「モデラート」人間だった。