黒と白
夕方になると熱がぶり返す、そんな日々。午前中は調子がいいので、朝のうちに風呂に入り洗濯をし、ピアノの練習にも取り掛かった。熱が上がったら、いつ業務終了してもいいように、重要事項から手を付ける。
さて、インヴェンション12番の練習。クラゲのトリル。右手はまあまあ何とかなりそうだけど、問題は左手だ。トリルそのものもおぼつかないうえに、最も足を引っ張ているのは、トリルを止めるのが超下手なこと。終えるときに変に減速してしまう、妙に音が大きくなってしまう、イビツすぎる。君は半透明のクラゲなのだよ、海岸沿いを朗らかに歩く少女からは距離のある、海の中でゆらゆらしているのだよ。悪目立ちしすぎだよ。
とはいっても、左手というのは、私の場合そういう不器用キャラで、今更急にスッとかっこよくできるはずがないよ。では、弾けなさ加減を分析してみようか。全部で長いトリル(左)は4回出てくる。
音の並びは(上の音下の音の順で)
1番目 #ソ#ファ(黒黒)
2番目 ミ#レ(白黒)
3番目 #ドシ(黒白)
4番目 ミレ(白白)
まじか、全部パターンが違うんだ・・・。弾きにくいわけだ。
1-2でとると、1が白の場合が断然弾きやすい、1が黒鍵だとチーン、だ。2は黒の方が位置的にしっくりくる。よって、2番目の白黒圧勝。
1が白はもうひとパターンある。4番目の白白が弾きやすさ第2位である。
次は1が黒に当たってしまうけれど、できそうな顔していて実はちょいちょいやらかしてくれる2を下ろして、1-3でとることにして、3番目の黒白が第3位。
そして、何をどうやっても弾きにくい、いろんな指の組み合わせで挑戦してみたけど、どうしたってうまくいかないのが1番目の黒黒、最下位決定。
一番最初に、一番弾きにくい黒黒ですわ。心折れますって。数年前レッスンを受けたときのことはあんまり覚えていないんだけど、特に書き込まれていなかったから1-2で弾いてたんだと思う。長い目でいろいろ試してみて、少しでも程度の良い組み合わせを採用するしかないな。そしてここは指で弾こうとせず手の回転を使うイメージの方がよいのかな。わからんが・・・(-_-;)