自分からいい匂いがするとテンションが上がるというライフハック
おもちの部署には女性がいない。
正確に言うと何人かはいるのだけど、所謂課と呼ばれる単位になるとおもちは末っ子紅一点(笑)なクソガキ娘なのだ。
当然席次は課ごとになっているのでおもちの周りはお兄さんだらけになる。
最初のうちはそれはもう戸惑った。そもそも(例外はあれど)現場の頃はお姉様がたと可愛い後輩に囲まれて過ごしていたおもちは男の隣で日常的に仕事をする、ということ自体に慣れていなかった。
それはお兄さんがたも同様で、おもちの部署は紅一点がよく発生するのだけどやっぱり毎回戸惑うらしい。
それでも去年しれっとやっていたのは隣に人たらし後輩がいたから。歳の近い話し相手、助かる。
ところがどっこい、後輩は課を異動した。
というわけでおもちの周りにはいよいよお兄さんたちが残った。
とはいえ、おもちも適応能力だけは十分で、気付けば自身は可愛い後輩を主張するモンスターに成り上がっていた。(そしてうちのお兄さんがたはそんなモンスターを甘やかすのがうまかった)
そうなってくるとなんとなく余裕ができて、なんとなく環境を見てから不意に気付く。
女の子の匂いがしないわね?ここ。
いやまあそら当然なのだけど。いないから、女の子が。
おもちは女の子グッズからするいい匂いが結構好きで、思えば学生のバイトの時分からいい匂いに囲まれて仕事していたし、いい匂いのするいい女が好きだった。
気付くと妙に悲しくなる。ここにいてする匂いなんて朝ランニングしてる先輩の男物のシャンプーとコーヒーくらいなもんなんだもの。あと朝風呂入った日の自分のシャンプー。
それからふと気付く。別に自分からいい匂いがすれば良くないか?
おもち、現場にいた頃はいかに省エネで出勤するかに命をかけていたのだけど、最近は若さだけとか言われてムカついたこともあってそれなりのカロリーをかけて殺意増しで身支度をしていたのでそこに香水一手間くらいなら大したことないのでは? むしろそれだけでテンション上がるなら儲けもんではないか。
というわけで手始めに前見た無印のフレグランスミストのすっきりを買ってみた。
結果としては目論見通りで、動くたびにほんのりいい匂いがするのでおもちは気持ち悪い笑顔でウフフってするようになった。
柑橘系の爽やかな匂いがするので気分転換になる。元々ちょっと荒んでいたので結構ちょうど良かった。
フレグランスミストなので持続時間はたかが知れてますが。振り直すのがだるいときはオーデコロンなどを使う、を覚えた。
なんやかんやでたくましく生きる術を得て日々強くなっているのだなあと思う。色々あるけどおもちは元気です。
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