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「東京」というコインの面と裏

皆様ごきげんよう。いかがお過ごしでしょうか。

先日の最新の記事に「この街では、心か肺のどちか一方が先に腐る」というProvocativeな題名をつけて、東京という街の都市論を投稿しました。

やはり、口当たりの悪い記事だったようで、特段炎上もしませんが、皆様からのご反応も鈍いようです。

普段は空気も水も綺麗な田舎に住んでいるので、東京の水道水も空気もげんなりするクオリティでした。

空気公害を気にしていたので、路上を歩く時もマスクもバッチリ。マスク着用は最小限にして生活しているのですが、この時ばかりは海外から「令和のちょんまげ」と揶揄されるマスクを積極的に着用しました。

わたしが集めた情報によると、「マスクは完全にウィルスの侵入を防ぐものではない。しかし、部分的にマスクのフィルター機能が、喉や鼻の粘膜から体内へのウィルスの侵入を防いでくれる。一定以上のウィルスの付着により感染症は発症するが、マスクは、ウィルスの体内侵入の総量を減らすので、やはり結果として効果がある。」というものです。

東京の街を行く人々も、以前と比べておかしな人が多かったように思います。日本人のクオリティが劣化したようで、政治や経済の指導的立場にいる人々の醜聞は、連日ニュースとして流れてきますが、東京の人々と関わる中で抱いた感想としては「上が上なら、下も下。」という思いがしました。

日本の国力の昨今の下降は、何も政策の失敗だけが原因ではなさそうで、どうも国、政府を形作る最小単位である国民一人一人の質が大いに劣化している可能性があります。

「日本」や「日本人」というと、アジア全域はもとより欧州北米でも、相応に敬意の対象であったのは事実です。でもそれは少し過去のことになりつつあるようで、現代の日本人の質は、少しずつアジアの暗黒、端的に言えば○○に、相似しつつあるように映りました。

以前の沖縄旅行中に、大阪で代々会社を経営をしている経営者の方と知り合いました。今はもう引退されたそうですが、その方も、バックパッカー貧乏旅行が好きで、LCCで移動してホステル滞在を選択される旅人さんでした。

その方と話をすると、「コロナ以前は、国内の安宿には、海外からの若い旅行者が大勢泊まりに来ていて、せっかく来た日本をいろいろ見てやろう、体験してやろうと、意欲的な人が多かった。だからあの頃のホステル文化には、華やぎがあり面白かった。しかし、コロナ後の今では、国内の安宿に泊まりに来る人間は、お金のない人品卑しい日本人ばかりになってしまった。」という見解で私たちは一致しました。

つまり日本国の劣化が、経済的弱者を直撃しているということでしょう。どうも社会全体で、この10年ほどの間に、日本人のクオリティを大きく毀損させる流れが生まれているようです。

日本人がこのまま、「極東アジアの黄色い猿」にまで落ちてしまうのか、あるいは高い倫理観と誠意を持つ高邁な国民として返り咲くのか。おそらくこのままずるずると漸次的に衰微していくのが2020年代のトレンドとなってしまうかもしれません。どうも少し様子がおかしい、「底が抜けてしまった」というのが、東京旅行で得た私の所感です。





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