カウンセリングとメンタルトレーニングとコーチングの違い。
こんにちは。
今日は改めてカウンセリング・メンタルトレーニング・コーチングの違いをご説明したいと思います。
時々「どれがよいの?」「何が違うの?」といったことを聞かれるのですが、受ける側も違いを知っておくとより自分に合った選択ができると思うので参考になれば嬉しいです。
また、各々のカウンセラーやコーチ・トレーナーによって異なる部分がありますので、受けられる際にはその方がどういう手法を用いているのか確認すると不一致がなく受けられるかと思います。
また、ここでは比較の為にかいつまんで説明します。専門的な詳細が知りたい方はご自身でお調べください。
カウンセリングとは?
カウンセリングとは、悩みや苦しみで心の状態がマイナスになったり、不調を感じる時にその原因となっている問題を、カウンセラーとの対話を通して解決していく心理的支援やそのプロセスのことを言います。
メンタルトレーニングとは?
メンタルトレーニングは、「こうなりたい」「これを達成したい」という夢や目標に向かって、それを叶えていく為に自分の心と向き合い、より良い状態に鍛えていくものです。
※ちなみに私はメンタルトレーニングが主です。
コーチングとは?
コーチングとは、こちらもメンタルトレーニング同様に「こうなりたい」「これを達成したい」という夢や目標に向かってそれを叶えていく為に、コーチとの対話を通して自分の中の答えや考えを引き出していくプロセスです。
カウンセリングとメンタルトレーニング・コーチングの違い
日常生活を問題なく送ることを0(ゼロ)の状態だとすると
マイナスから0(ゼロ)に戻していくことがカウンセリング
0(ゼロ)もしくはそれ以上から目標に向かっていくプロセスがメンタルトレーニングやコーチング
と考えると分かりやすいかもしれません。
誰でもマイナスになることもあれば、そうでない時もあり、同じ人でもその時々の状態によって相応しいアプローチは変わってきます。
例えばカウンセリングが必要な時にトレーニングをすると余計に悪化する恐れがありますので見極めは重要です。
また、カウンセリングには国家資格(公認心理師)がありますがメンタルトレーニングやコーチングには国家資格はなく、民間団体の発行する資格のみです。
メンタルトレーニング・コーチングの違い
メンタルトレーニングとコーチングは両方0(ゼロ)から目標に向かっていくプロセスにおいて効果的なものです。
そのふたつの違いは
メンタルトレーニングはティーチングを含む
コーチングは教えない
のが大きな違いです。
コーチングは「すべての答えはクライアントの中にある」という前提のもとに、質問や傾聴・フィードバックなどを通じてクライアントの答えを引き出していきます。
メンタルトレーニングももちろん話をしっかり聴きますが、その上で課題に沿ったトレーニング法をお伝えします。
例えば「自信がない」というお悩みに対しては自信をつけるトレーニング法をお伝えして日々の生活の中でやっていただきます。
まとめ
カウンセリング・メンタルトレーニング・コーチングに優劣はなく、どれが正でどれが誤なのかというものはありません。
また多くのコーチやカウンセラー、トレーナーはそれぞれ役割を理解していて、もし「これ以上は自分の専門性を超えて十分に対応できないな」という時には他の専門家に任せることがあります。
それぞれに役割があり、その人の求めるものやタイミングなどによって効果的なものは変わってきますので、自分の現状に合ったものをまずは試してみることがおすすめです。