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【ActiveBookDialogue】『センスは知識からはじまる』感想レポート

こちらの本をActiveBookDialogueで読みましたので、感想を書きます。

ABDについてご存知無い方は、過去に書いたnoteに書きましたのでそちらを読んでみてください。

ちなみにこの本も勉強し放題制度で買いました。

ABDでしか読んでいないため、細部が異なる可能性があります。ご了承ください。

この本に期待していたこと

「自分にはセンスがない」と良く耳にします。自分でも口にします。では「センス」とは何者なのかというと釈然としません。

「似合う服を選ぶセンス」を持つ人が集まったとしても、10代と30代とでは噛み合わないはずです。どちらのセンスが「ある」のか、誰が決めるのでしょう。

センスとは何者なんだ? という問いが、この本を開く時に私に生まれました。

3行概要

センスは知識、積み上げ、それらの先にあるもの
ルーティンで得た知識(ガラパゴス)では良いセンスは磨けない
大冒険でなくてもいい、ルーティンから外れた行動からセンスが磨かれる

学び1: 「過去からの蓄積を踏まえて、今より少しだけ未来のもの」がヒットする

「あっと驚く売れない商品」は売れない。「そりゃそうだね」という納得感と共に、ドキッとしている自分にも気付かされました。

未来を先取りし過ぎたものはそもそも一般大衆に理解され辛く、求められないまま終わってしまう。そもそも先取りできているのかどうかすら分からない。

本当にセンスがいい人が作る売れる商品は、そのジャンルの王道をきちんと守った上で、そこにプラスαを持ち込んだ一般大衆に理解されるもの。

学び2: 感覚は説明可能だし、しなければならないもの

デザイナーと呼ばれる人は、提案内容が何故今の形になったのか説明できなければいけない。
デザインを選ぶ人は、選んだ案が他と比べて何が優れているのか説明できなければいけない。

前者は共感したのですが、後者はちょっと疑問が生じてしまいました。

「デザインを選ぶ人が優れたセンスを持っているなら、その人がデザインすればよいのでは? つまり、そこにおけるデザイナーの意義とは何だろうか?」

ABDの場で出た疑問に対するひとつの答えは、デザイナーはセンスを形にできる能力を持っているのだ、ということで、自分もなるほどと納得しました。

学び3: 狭い知識でもこじつけて考えることで、全ての事象に繋がる

広いジャンルの知識が必要だと言われて怯んでいる所に、ある種救いというかフォローというかの内容でした。

自分はオタク気質なので、興味の無いジャンルにはなかなか食指が動きません。それであれば、興味あるジャンルについての深い知識から、別のジャンルについてのセンスをこじつけて考えようということでした。

実際にどのようにするかは、持っているジャンルによって違いそうです。

とはいえやはり、広い知識にも興味を広げていくべきであるのは間違い無さそう。

まとめ

この本を私に紹介してくれた方は、「ずっとセンスは知識からはじまるって同じ事を言っている本」と言っていましたが、本当にその通り。

なぜセンスは知識からはじまるのかという説明と、センスを得るための知識はどのようにインプットされるのかという話が続いていました。

「ルーティンから外れろ!」というシンプルなメッセージながら、それができていないからこそ「センスがないから」という事を口にしてしまうのでしょう。私もその1人です。

この本から得られるアクション

「センスがない」と口にしない。これからは、その分野についての知識がないのだと言い換える事にします。センスが無いというともうどうしようもない事に聞こえますが、知識が無いのならinputすれば良い。問題を正しく認知するきっかけになると考えています。

後はルーティンを避ける。実は先日始めた自分diffはこの本が念頭にありました。


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