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【イベントレポート】あらゆる人がスポーツの楽しさを体感できるイベント「ランスタ復活祭」が開催!

年齢や障がいにかかわらず、あらゆる人がスポーツの楽しさを体感できるイベント「ランスタ復活祭」が、Arc&Beyondのパートナーである株式会社Xiborg主催のもと、10月26日(土)・27日(日)にLivedoor Ariake Urban Sports Parkにて開催され、Arc&Beyondのメンバーもイベントサポートへ行ってきました。当日の様子をレポートします!

スポーツ用義足の練習会「ブレードランニングクリニック」

本イベントの中で開催された「ブレードランニングクリニック」には、6名の子どもたちが参加し、義士装具士さんや、陸上のパラアスリートと一緒にスポーツ用義足(=ブレード)を使った走りを学びました。普段は生活用義足を付けている子どもたちも、ブレードに履き替え、準備万端!イベント前にはさっそく広い会場で追いかけっこをして遊んでいました。

「ブレードランニングクリニック」は、本イベントを主催しているXiborgのメンバーが中心となって2017年から続けている取り組みで、義足ユーザーへスポーツ用義足(ブレード)を無料で貸し出し、ブレードを使って走る練習をする会です。ブレードは、カーボン製の湾曲した板が特徴で、その板のしなりと反発で走ることができます。しかし、ブレードは非常に高価で、購入することが難しいというデメリットがあります。そのため、Xiborgは安価なブレードを開発し、ブレードランニングクリニックを通じてアスリート以外の義足ユーザーにもパラスポーツの普及活動を行なってきました。

初めてブレードを試したお子さんは、「ぴょんぴょんする!」と履き慣れた生活用義足との違いに興味津々。何度か走りながら感触を試していました。また、ランスタの隣には「ギソクの図書館」が併設されており、様々な大きさや形のブレードが置かれており、それらの貸出も行われています。ここでのブレードを履く体験を経て、ブレードで走ることの喜びを見出し、運動会で他の子どもたちと並んで走ったお子さんもいらっしゃるようです。[YR(9] 

「ランスタ復活祭」を彩る個性豊かなプログラム

今回のイベントは、「ランスタ」ことランニングスタジアムが新豊洲から有明に移設され、パワーアップしてリニューアルオープンしたことを記念した「復活祭」として開催されました。新しくなった「ランスタ」をたくさんの人に楽しんでもらおうと、他にも車いすバスケ体験、ユニバーサルパン食い競争、ボッチャ体験など、誰でも参加できるさまざまなプログラムが開催されました!

ユニバーサルパン食い競争の様子

車いすバスケ体験では、ランスタの一角に車いすバスケのコートが登場。車いすバスケの選手のプレーを間近で見ながら、実際にテクニックも教えてもらえるという贅沢さ!車いすから見上げるゴールは遥か遠く、初挑戦のArc&Beyondメンバーは、ゴールの高さを半分まで下げてもらいようやくシュート。選手は車いすを斜めに倒すことで高さを出しパスをするなど、アクロバティックなプロの技を披露してくださり、全身を使ったプレーがあまりにカッコよく、目を奪われました!

ユニバーサルパン食い競争は、その名の通り”誰でも”参加できるパン食い競争。よちよち歩きのお子さんや、普段走ることの無い大人たち、パラアスリートの方、義足ユーザー、車いすユーザーなど、みんなが同じレースに参加します。肝は、どれだけ素早くパンをくわえられるか…!ゆらゆら揺れるあんぱんに翻弄され、最後まで決着の分からないドラマチックなレースが繰り広げられました。

ゲットしたパンをゴールへ運ぶお子さん

スポーツの得意・不得意や、年齢、性別、身体的特徴などにかかわらず、みんなで一緒に楽しむことのできた「ランスタ復活祭」。さまざまな体験を通して、パラスポーツの奥深さ・楽しさを改めて知ることができました。

Arc&Beyondは、パートナーの皆さまと協力しながら、これからも誰もが感動を分かち合える機会の創出を目指し、取り組みを進めていきたいと思います。

Xiborg 代表取締役 遠藤 謙さんからのメッセージ

Arc&Beyondの皆様、ランスタ復活祭へのご協力、ありがとうございました。皆様のサポートにより、スポーツの楽しさを多くの方々に体感していただくことができました。今後も共に、場づくり・仕組みづくり・事業づくりを取り組んでいきましょう。

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