いまさら翼と言われても
こんばんは。初めましての方は初めまして。
ご存知の通り世の中は新型肺炎でてんやわんや。
その影響は言うまでもなく今や全国規模。
先月まではテレビの向こう、どこか遠い国の話だと思っていたのは私だけでは無いはず。
気付けば私の自宅待機も3週間目です。
このように引き篭もることが世界公認となった今、自宅で時間を持て余す私は惰性の限りを尽くしているわけでございます。
食う、寝る、YouTube、ゲーム、アマプラ、ネトフリ、、、
社会人になって2年目にしてこんな長期休暇があるとは思いもしませんでした。
しかし、3週間目にしてYouTubeの急上昇ページの動画が既に試聴済みのものばかりだと感じた頃、やっと気付きます。
いえ、冷静になったという表現が正しいでしょうか。
「このままでいいのか」と
こんなこと言ってると何を一丁前なことぬかしやがってこの中二病がと同級生あたりに笑われそうです。
とにかく、自らのこの惰性にまみれた生活を見返して危機感を覚えたわけです。
こんなに長い時間があったのに、自分は一体何をしていたのだろう。
散らかりに散らかった部屋を片付ける時間はあったはず。
溢れ返りそうな靴箱やクローゼットだって整理する時間はあったはず。
もっと手間をかけて凝った料理を作ることだってできたはず。
何一つとしてできていないんですよね。
気付いてしまったからにはもう大変。
視聴している海外ドラマの内容は頭に入ってこない。
あんなに熱中したゲームはもうつまらない。
何をしても落ち着かないのです。
とても大事な大事な時間を無駄に消費し続けている気がしてなりません。
この新型肺炎騒動はいつまで続くかわかりません。つまり私の自宅待機だっていつまで続くのかわかりません。
来週かもしれないし来月かもしれない。
もしかしたら来年、いやもっと長いかも、、、
この長い長い自粛ムードの明けた頃、世間の人々の会話は安易に予想できます。
「久しぶり!自粛中何してた??」
皆それぞれいかに有意義におうち時間を過ごしたかを語らうに違いありません。まるで長期休暇明けの学生のようです。
そんな時に私はいったい何を話すと言うのでしょうか。
「食って寝てYouTube見てたよ」なんて言おうものなら、人々からの冷ややかな視線を浴びること間違い無し。
さてどうしたものか。
このままではまずい。
何かせねば。何か有意義なことをせねば。
何をすれば自粛明けに胸を張って自らのおうち時間を語れるだろう。
英語の勉強?
プログラミング?
筋トレ?
イラストを描く?
小説を描く?
悩みに悩んだ結果。
こうして駄文をネットの海に投げ込むのでした。部屋を散らかしたまま。
記事名は最近読んだ文庫本のタイトルです。
読めばそれなりに意味がわかると思います。
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