バー営業と対面カウンセリングについて [後編]
起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。
けれど、ストーリーの更新から数時間後。
一連の内容を確認したオーナーから長文のLINEが届きました。
( 前編はこちらから )
オーナーのLINEをまとめると、
● 店名の誤りは重要なミスだから訂正ではなくストーリーを上げ直すべき
● BGMが騒々しく、普段のカフェの雰囲気とかけ離れている
● うさぎの被り物の写真が低年齢層向けで、ビジネス街である本町の人向けではない
主にはこの3つが論点となりました。
他にも色々と書かれていたけれど、オーナーのすべての言葉において怒りや嫌悪が感じられて、テキストでは話をするべきでないと感じました。
翌々日に再びカフェに伺う予定があったので、その日はLINEで誤字と、オーナーの想定とは違ったことに謝罪をし、直接お話しさせてくださいと返事をしました。
話し合い
店名のミスは完全に私の誤りだけれど、それ以外のことについて頭ごなしに叱られたことで私は不満を感じていました。
そのため、カフェに向かう道中は闘争心が強くなっていたと思います。
しかし店に着き、オーナーに挨拶をすると、私はすぐに思い直しました。
“相手の言葉に耳を傾けて和解すべきだ” と。
——— オーナーの怒りの核は、
● なぜミスをすぐに直さなかったのか
● 従来のカフェのイメージを崩してまで、我を通すつもりなのか
その2つでした。
私は再度、誤字をしたこと、ストーリーを上げ直さず訂正で済ませたことを謝罪しました。
そして、BGMや写真の起用について、どのような意図があったのかをお話ししました。
情報量が多いから、少しでもキャッチーに演出したかったこと。
街の人ではなく “今、目の前に居る人” 、つまり、私の友人や普段から応援をしてくれているフォロワーさんを掴むのが先だと思ったこと。
そのため、従来のカフェの雰囲気ではなく、私を応援してくれている人に向けた “橋本なずなの色” を押し出す結果になったこと。
バー用のアカウントでなら分かるけれど、私の個人のアカウントの発信内容にまで意見をされるのは違うと感じること。
そして、私は言いました。
「 “好きにやっていいよ” って、“任せる” って言ってくださったの覚えてますか? 」
『 もちろん覚えてるよ、今でもそう思うし。でもそれは “何でもしていいよ” って意味じゃないからね 』
『 えぇ、そうか。そこが分かってなかったのか 』
“何でもしていい” ——— もちろん、それほど大きな意味を含んでいないことは分かっていました。
けれど、発信に際して使う写真やBGMにまで口を出されたら、それは “好きに” でも “任せる” でもないのではないか。
オーナーの言葉には、
『 (あくまで本来のカフェの思想や雰囲気を保ちつつ、客層もカフェと遠くかけ離れない程度に)好きにやっていいよ、任せるよ 』
なのだと、その時に初めて知りました。
そんなの、分かりません。伝わりませんよ、言葉にしてくれなきゃ。
その後も、
『 自分の行動によって相手がどう感じるかと想像力が足りない 』
『 “私は、私は” って、自分の意見ばかりで全部言い訳だ 』
『 謝ってはいるけれど、反省の色が感じられない 』
と、もう私が何を言おうとも、オーナーの耳にはネガティブにしか届かないようでした。
私は、あくまで “不快な思いをさせてしまった側” として、常に詫びる気持ちで、謙虚に、誠実に話し合っているつもりでした。
「 ですけど、オーナー。“意見” と “言い訳” は違いますよ 」
『 ほらまた!そういうこと言うやろ!あかんわ、もう、なんか腹立って来たわ 』
和解を見据えて話をしていた私も、その言葉にはぷつんと糸が切れてしまいました。
何を言っても悪い風に取られてしまう。
それが元々の性格や考え方の違いなのか、感情的になっているから上手く届かないのか。
どちらにしても解決の糸口を見つけることはできませんでした。
そして話し合いの末『 バーはできないけど、カウンセリングならしても良いよ 』と言ってくださいましたが、私はお断りしました。
帰り道
話し合いからの帰り道、私の心は意外にも晴れやかでした。
私は、間違いは認めて、自分の意見もきちんと伝えられたと思うから。
お店を後にする際には笑顔で「 ご馳走様でした 」と言えたし、私は120%のベストを尽くしました。
それで分かり合えないのなら、それ以上執着したって時間の無駄です。
悔しいけれど、仕方ない。
私には私の正義が、オーナーにはオーナーの正義があったということです。
ただ、私ももう少し慎重に、想像力をもって行動すべきなのは、オーナーの言う通りだと思いました。
大人になるほどに叱ってくれる人は少なくなるから、オーナーに指摘されたことは聞き流さず、受け止めるべきです。
ありがとう、なんて言われてもきっと嬉しくないだろうけれど、感情をむき出して話し合ってくださったオーナーには感謝しています。
今回のように企画がコケることは、これまでにも色々ありました。
撮影を終えた海外の取材が世界情勢によってお蔵入りになった、とか、キービジュアルを務めた展示会が中止になった、とか。
とにかく挑戦の数を打つタイプなので、当たって砕けてはまた立ち上がり、再び当たり、砕ける。
10回打って1回当たれば良いほうです。
そうして当ててきたことが、Bloste(ブロステ)だったり、出版だったり、メディアでの活動だったり。
やはり、何かを成し遂げるには、多くの時間と幾つもの失敗が必要だということを改めて感じました。
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