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『性奴隷だから』
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代表の橋本なずなです。
こないだ私は病んだ。
生きようとする自分が死のうとする自分に殺されそうになりながら、静かな風呂場の浴槽で生死を彷徨った。
絶望という名に相応しいその一日は、これまでのどんな一日よりも長く感じられた。
『私があの日つらかったのはな…』
彼にそう話すのは、絶望から連れ戻してくれたことのお礼でもあった。
『私があの日つらかったのはな、朝、YouTubeでたまたま流れてきたキャバクラ嬢の動画を見たことがきっかけやってん…』
『見終わった後、なんか虚無を感じてん』
その動画に虚無を感じたのは、長らく私が抱えていた モヤっと、ふわっと、 した思いに、いとも簡単に輪郭をつけたからだ。
私はこの世は美しいものだと思っている。美しく煌めいていて、沢山の可能性に満ちた明るい世界。
だけど、この世には私は釣り合わない。
そう比較的に感じるようになったのは18歳の頃だろうか。
高校卒業後、私はニューヨークへの留学を進路とした。ニューヨークという街には多くの夢を追う者が集っていた。ネオンに照らされたそこは自己表現が許される場所だった。
誰もが自分の居場所を持ち、音楽に身をゆだねて踊る ―――――
その賑やかなダンスフロアが私には眩しくて、目を開けば、薄汚れた自分の身体だけが目立っていた。
親元を離れて、言葉の通じない国で過ごすことは私に知恵と勇気を与えた。
しかし今もなお酷くこべり付いた劣等感と落ちた自己肯定感は、21歳の私を強く苦しめるのだった。
本を正せばそんな感情の芽生えはもっと早く、10歳の頃だっただろう。
当時、母がお付き合いをしていたパートナーに性的虐待を受けた。
周りよりもずっと早く男性から性的な扱いを受けた経験は、私が思うよりも重く尾を引いているようだった。
『 わたしは奴隷 』
『 わたしは性奴隷 』
『 わたしは人権のない性奴隷 』
そんな意識の無意識が、幸か不幸か、学生時代は女の子にはよく嫌われ、男の子には好かれることが多かった。
心のどこかで “ 男の子には逆らっちゃいけない ” “ 私の選択肢を握っているのは彼らだ” と、男尊女卑な思想を女性の私が自らに唱えていた気がする。
綺麗に着飾った女性たちの肌に高価なシャンパンタワーが艶をつくる ――
夜の世界を記録したキャバクラ嬢の動画は、私の不明瞭だった苦しみを可視化させた。
『そうそう、この世はこんな風に綺麗なもので、でもな、私はこの世のどこにも存在できへん気がするねん』
『性奴隷だから』
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