強くて深い、ディオッサ・フットボール~開幕戦~
朝から降り続く雨と激しい雷。開催も危ぶまれた一戦は予定より1時間遅れの開催となった。この最悪のピッチコンディションが悪い方向に影響するのではないかという一抹の不安を胸にゲームはスタート。
しかし開始早々、その不安は杞憂に終わった。結果から言えば18対0の完勝。これだけ多くゴールシーンを見ることができれば、雨のなか訪れた観客も大満足だったであろう。勝因をあげればきりがないが、開始30秒もしないところでの最初の攻撃にすべてが集約されていたと言っていいだろう。中盤でテンポよくパスを回すと左サイドに大きなスペースがうまれる。そこを阿吽の呼吸でWBが侵入するとそのまま持ち込んでゴール。素晴らしい先制点となった訳だが、この形を左右問わず90分間見せてもらった。
途中、選手交代やポジションチェンジなどを行いながら、これだけ点差が開いたもかかわらず同じサッカーを同じテンションでやり続けていたところに今シーズンにかけるこのチームの覚悟を見た気がする。「ディオッサは強い!」そう印象付けるには最高の開幕戦であった。