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DATA ANALYTICS SERVICE A.NA.RI.SU ~アナリス~ 動作解析 / ゲーム分析 / チーム運営アシスタント アナリスのなかの人たちがそれぞれの好きなジャンルでコラムを配信しています。 少しかっこつけて某スポーツ雑誌を意識した文体になっております。

最近の記事

なでしこリーグ2024 サマーブレイク

先日のFCふじざくら山梨戦を持って、サマーブレイク(中断期間)に入った我らがディオッサ出雲。毎週末に試合があることに慣れつつ、あっという間に3/4の17試合を消化し、5勝4敗8分の勝ち点23でリーグ6位。降格の心配もない一方、昇格に向けて2位以内という目標も難しい状況となった。残り5試合、どこに目標を設定するのか。勝ち点30以上の5位以内でフィニッシュできれば、なでしこリーグ1年目は成功といえるのではないか。 17試合すべて現地観戦できたわけではないが、今年のディオッサは昨年

    • なでしこリーグ2024 5節を終えて

      なでしこリーグが始まってあっという間に5節が終了。週末の試合結果に一喜一憂しながら、次節の試合に思いをはせる。応援できるクラブがある楽しみを今、ディオッササポーターは感じているのでないか。 5節終了時点で1勝2敗2分の勝ち点5、12チーム中7位という成績。優勝だ!と息巻いていた人には少々物足りない成績だが、試合内容も含めると昇格組として素晴らしい戦いぶりだと感じている。 ◎新加入組の活躍 GK西村選手は5試合フル出場、岩下選手、岡倉選手も5試合すべてスタメンと早くもチームに

      • なでしこリーグ2024 開幕を前に

        悲願の昇格決定から三ヶ月。いよいよなでしこリーグ2部での戦いが始まろうとしている。 シーズン開幕を盛り上げるためにも「1部昇格!」を目標にしたいところだが、昨年の入替戦は1勝1分1負で得点1の3位。同じく昇格した2チームには勝てていないという結果から考えると、なでしこリーグ2部全12チーム中最下位評価からのスタートと考えた方がいいだろう。昨シーズンの昇格から一気に駆け上がったヴィアマテラス宮崎の例はあるが、現実的に考えて勝ち点25以上、ボトムハーフでのフィニッシュを今シーズン

        • いざ勝負の3連戦~入替戦プレビュー~

          いよいよ今週末からなでしこリーグ入替戦がはじまる。入替戦での唯一のミッションは昇格を勝ち取ること。つまり4チーム中3位以内に入ればいいのだ。勝ちに行く戦い方よりも負けない戦い方で勝ち点を積み上げることも重要になる。割り切って引いて守り切る戦い方をしてくるチームが出てくるとどこのチームが勝ち抜けてもおかしくない。 初戦はアウェイでレイア湘南との対戦。直近の入替戦予選では0-2での敗戦を喫しているが、ディオッサは4日連続での試合の4戦目、湘南は休養を挟んでの試合とあって体力的な

        なでしこリーグ2024 サマーブレイク

          真夏の有備無患~リーグ戦第6節~

          サマーブレイクを挟んで、約2ヶ月ぶりのリーグ戦。うだるような暑さを吹き飛ばすかのような選手の元気な掛け声で始まったこの一戦。まず触れておかなければならないのは、相手チームが試合前のトラブルより1人少ない10人でのキックオフとなったこと、後半途中には脳震盪により1人退場となり、最後は9人で戦わざるを得ないとなったことは明記しておきたい。 上記のような理由もあり、ゲームは終始ハーフコートでディオッサが押し込む展開が続く。ゴールの形はセットプレーとサイドからのクロスを中心に、ミドル

          真夏の有備無患~リーグ戦第6節~

          青空と笑顔のホームゲーム~リーグ戦第5節~

          約1ヵ月ぶりのホーム戦は念願の青空のもとでの開催。やはりスタジアム観戦は暑いくらいの日差しがちょうどいい。前節のアウェイ戦が引き分けだったことを踏まえ、どのような戦いになるのかとても楽しみな一戦である。 まずキックオフと同時に気になったのがスタメンの配置。3CBの並び、WBの起用と位置取り、シャドーの人選と毎回驚かされることばかり。しかもこの配置は前半途中からさっそく変わり、選手交代も含めると同じポジションでプレーする選手がほとんどいないのだが、それでいてしっかり機能するのが

          青空と笑顔のホームゲーム~リーグ戦第5節~

          さすがの修正力~リーグ戦第3節~

          ゴールデンウイーク最終日。エディオンスタジアムでの観戦をキャンセルし、出雲ドームに駆け付けたのはディオッサのサッカーに魅了されはじめているからなのではないだろうか。それくらい期待値の高いリーグ戦第3節、広島経済大学との一戦であった。 開幕戦に続き大雨のなかでのキックオフとなったが、どうも開幕戦のような躍動感がない。相手チームの前からのプレスと裏のスペースをケアする意識の高さでなかなかチャンスがつくれない。しかし、そんななかでもゴールを奪うことができるのがディオッサ。セットプレ

          さすがの修正力~リーグ戦第3節~

          強くて深い、ディオッサ・フットボール~開幕戦~

          朝から降り続く雨と激しい雷。開催も危ぶまれた一戦は予定より1時間遅れの開催となった。この最悪のピッチコンディションが悪い方向に影響するのではないかという一抹の不安を胸にゲームはスタート。 しかし開始早々、その不安は杞憂に終わった。結果から言えば18対0の完勝。これだけ多くゴールシーンを見ることができれば、雨のなか訪れた観客も大満足だったであろう。勝因をあげればきりがないが、開始30秒もしないところでの最初の攻撃にすべてが集約されていたと言っていいだろう。中盤でテンポよくパスを

          強くて深い、ディオッサ・フットボール~開幕戦~

          秋に訪れる歓喜に向けて~2023シーズンはじまり~

          神話の国、出雲。そこにオレンジに輝くサッカーチームがある。ディオッサ出雲FCだ。 日本女子サッカーのカテゴリーは2021年からはじまったWEリーグをトップに以下なでしこリーグ1部、2部と続く。しかし、現在彼女たちが属するのは更に下の中国地域リーグ。 言うまでもなくディオッサは地域リーグに甘んじているチームではない。今シーズンの目標はもちろん、なでしこリーグ2部への昇格だ。 昨年も同じ目標を掲げ戦っていたディオッサは予選を勝ち抜き、なでしこリーグ2部入れ替え戦まで進出したものの

          秋に訪れる歓喜に向けて~2023シーズンはじまり~