さすがの修正力~リーグ戦第3節~
ゴールデンウイーク最終日。エディオンスタジアムでの観戦をキャンセルし、出雲ドームに駆け付けたのはディオッサのサッカーに魅了されはじめているからなのではないだろうか。それくらい期待値の高いリーグ戦第3節、広島経済大学との一戦であった。
開幕戦に続き大雨のなかでのキックオフとなったが、どうも開幕戦のような躍動感がない。相手チームの前からのプレスと裏のスペースをケアする意識の高さでなかなかチャンスがつくれない。しかし、そんななかでもゴールを奪うことができるのがディオッサ。セットプレーと右サイドのクロスの流れからゴール前でしっかり押し込み2得点を奪って前半を終える。特に2点目の起点となったボランチ・多田選手の左足からの右サイドへ展開したパスはこの試合で一番美しく得点の匂いのするパスであった。
2得点したといっても、サイドをうまく使うディオッサのサッカーが機能していない前半だけあって、後半にはしっかり修正をかけてきた。前線にしっかりキープのできる選手を投入し、そこでしっかりためをつくると相手DFの集中も分散しはじめ、シャドーとワイドの選手が生き返る。後半はしっかり5得点し、気がつけばいつものディオッサのサッカーになっていた。とりわけアーリー気味であげるクロスに飛び込む形のゴールは大きな歓声があがるほど素晴らしいゴールであった。雨のなかでも応援にかけつけたサポーターも大満足のゴールの数々、そして勝利でしっかりとゴールデンウイークを締めくくった。