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なでしこリーグ2024 5節を終えて

なでしこリーグが始まってあっという間に5節が終了。週末の試合結果に一喜一憂しながら、次節の試合に思いをはせる。応援できるクラブがある楽しみを今、ディオッササポーターは感じているのでないか。
5節終了時点で1勝2敗2分の勝ち点5、12チーム中7位という成績。優勝だ!と息巻いていた人には少々物足りない成績だが、試合内容も含めると昇格組として素晴らしい戦いぶりだと感じている。

◎新加入組の活躍
GK西村選手は5試合フル出場、岩下選手、岡倉選手も5試合すべてスタメンと早くもチームに欠かせない戦力となっている。特に西村選手は数々のビッグセーブでチームに勝ち点をもたらし、試合中もチームを引っ張るリーダーシップも発揮している。岩下選手はその突破力で数々のビッグチャンスを創出。5節にはシャドーで起用され1ゴールとPK獲得というMVP級の活躍。岡倉選手も左サイドに安定をもたらしている。また開幕戦でゴールを決めた原選手や、ボランチ起用で圧巻のパフォーマンスをみせた宮武選手など着々と戦力化させつつある。これほどの選手を獲得してきたフロントスタッフにもぜひ称賛の声を送りたい。

◎ビルドアップの改善
昨シーズンはビルドアップ時にシャドーやWBが降りてきてフォローを入れていたが、そこが相手の嵌めどころとなり、ボールロストをする場面が多かった。今シーズンは後ろを3-2の形で我慢する形を採用。相手がプレスにきたときはGKも使いながら裏返したり、前線に5枚残っているのでロングフィードを織り交ぜたりと、相手との駆け引きをしながらビルドアップを行っているので、ビルドアップ時のパス一つだけで唸ってしまう。

◎まだまだ課題も
後半の試合運びについては一番の課題かと(5失点中4失点が後半)。観戦したホーム3戦とも前半はほぼ完ぺきといえる出来で、チームとして事前準備がしっかりできている反面、後半になると重心が下がり受けに回ることが多くなる。体力的に消耗している印象もあるが、交代で入る選手もゲームにアジャストするのに時間がかる場面も見受けられた。ここが改善されればさらに勝ち点を稼げるようになるのではないか。

守備面のことセットプレーのことなど細かい話もたくさんあるがそれはまたの機会にさせていただき、また週末に訪れる試合に声援を送りたいと思う。

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