名古屋アナキズム研究会

名古屋飛ばしに正当な根拠を求める読書会系サークルと言われている

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最近の記事

なごやトリエンナーレ地裁公演の話

中の人の一が当該となったなごやトリエンナーレの地裁公演は訴訟費用の負担がどうなるかという話が一応残ってはいるが、2680年1月7日の判決を受け控訴しなかったことで千秋楽を迎えた。あまり間を開けても忘却が始まるのでここ辺りで公演の裏話的なことをまとめておく。 開演に向けての準備 そもそも2679年8月23日、検察との取引を受入れ地裁公演を一度は断念したことは「結束紙」で報道された通り単なる日和だった。演出的には検事の甘言を退け、そのまま起訴という流れの方が見栄えがよかったこと

    • 警察に焼き肉を阻止された話

      最近投稿が滞っているので、名古屋アナキズム研究会の会員の日常についてでも書いておくことにする。そういうわけなので今回の記事は既存のプロパガンダ的内容とは異なり、ほのぼのとした内容になっている。 全国の警察の方は知らなかつたかもしれないが、ここ名古屋の地では伏見にある下園公園で木曜日に晩ご飯を食べることがはやりだしている。普段の言動などからはとてもイメージできないかもしれないが、実は名古屋アナ研はすぐ流行に飛びつくミーハー的なところがあり、金山で晩ご飯を食べる人たちと合流して

      • 「この世界の片隅に」は反革命である

        「この世界の片隅に」のアニメ映画が地上波で初放送されたとのことで、この映画をたまたま見たことのある者が当記事を書くことになった。そのため今月はまさかの2本以上の記事が生産されたことになるが、そういう月が存在しうることはあらかじめ公表してあるため、さほど問題はないだろう。 この作品が反戦映画であるかについては議論の余地はある。ものすごく大まかにあらすじを書くならば、戦時中の日常が戦況の悪化と共にだんだんと悲惨な様相を呈すが、敗戦を契機に反省して立ち直って、これからの未来を希望

        • モテない男はフェミニズムと組むのが最適解である

          共産党がセックスを原則犯罪にするという法案を出したといったデマが出回って久しい。これが本当であれば共産党を支持してもいいと思えるくらいには画期的な案で、すべてのモテない男はこれを支持してもおかしくないように思うのだが、何故か批判が集中してしまうという不思議な現象がしばしば目撃される。 今の世の中は左傾化しているから、合意のない性的な交渉を問題なしとする者は最早いないだろう。この前提を受入れておきながら様々な珍説が出回っているが、唯一の正解は「合意のある性的な交渉は存在し得な

          燃やされたのは人間ではなく商品である

          twitterは自分で流れてくる情報を決めるメディアであるので自己責任と言えるのかもしれないが、某アニメ会社の放火事件に対する「正義の暴走」には特にグロテスクなものを感じている。今まで「正義の暴走」に対する冷笑的な言説にあふれていた空間に、突如「正義の暴走」のテンプレのようなつらさが表出してきたからである。 この世界は死で溢れており、そのすべてに反応していては通常精神が持たない。したがって身近さに応じて死への反応が変わるというのはやむを得ないことではある。それでもここまで人

          燃やされたのは人間ではなく商品である

          いまどき自由ははやらない

          最近渋谷が盛り上がっている。ハロウィンなどでのあくまで善良な市民目線によるところの蛮行を受けて路上飲酒を禁止するという条例が渋谷区でいよいよ可決間近ということで、一部の"まとも"な人たちが反対闘争を断続的に渋谷駅頭で敢行しているようである。書籍で読んだ路上でのSCなどはこのような光景だったのだろうかと想像を膨らませつつ、連日流れてくる活動報告のつぶやきを眺める夜が続いている。 路上飲酒や喫煙を禁止する恐怖支配体制は必ず打ち砕かなければならないことは、殊渋谷のような昔から祭り

          いまどき自由ははやらない

          これからの時代の不敬なひとたち

          名古屋アナキズム研究会はナンバー1と会員番号2000がそれぞれ天皇主義者であるという「アナキズムとは」な情況であるので(真ん中の方がどのような工合かまでは実は把握されていないという説もある)、最近読んだ『大失敗』の煽り文を受けて赤井の宮台真司批評について触れておくことにする。但し残念なことに、先の批評を読みこのnoteを書いている天皇主義者はアナ研の中でも特に放言部門と揶揄されている会員であるので、積極的な批判的投稿についてはナンバー1の投稿を待つ必要があるだろう。 宮台が

          これからの時代の不敬なひとたち

          5分でわかるバリアフリーかあちゃん!!

          令和以降にも「バリアフリーかあちゃん!!」の上映が行われることを祝し、この映画を超える不愉快さのものを探すのは中々難しいというレベルでの大傑作である本作品について簡単に紹介していく。 この映画は基本的には多様性尊重の啓蒙を狙っているもので、主人公であるかあちゃんが世間にはびこるバリアを発見してはそれを粉砕していくというあらすじである。しかし「かあちゃんも実はバリアを持っている」というのが重要なキーワードとなっていることを踏まえて見ると、中々に興味深いエンディングとなる。

          5分でわかるバリアフリーかあちゃん!!