見出し画像

50代痩せにくい身体を変えていくプロセス

49日目(5月22日)

今日体重計に乗ったら、あと300gで標準体重。
この2ヶ月で、7kgの減量をしたことになる。身長152cmなので、7kgといえば、まあまあの変化だと思う。
3月終わりころから密かに体重を落とすことにもチャレンジをしていて、2ヶ月でこの成果が出たことはとても嬉しい。
正直、これまで減量をしたことがなく、年齢とともにじわりじわりと増えつづける体重にほぼあきらめていたのだが、現実的には、着たい服が似合わなくなったり、運動不足で骨折をしたりと、残念なことばかりが起きていた。

全く無理だと思っていたことが可能になったポイントはなんだったのか。
3月中旬から今日までの軌跡。
これは、50代女性の場合の例としてみて欲しい。


物理的に胃のサイズを小さく

きっかけは、3月中旬に激しい胃腸痛になったことで訪れた。夜中に痛くなり目が覚めて、トイレに駆け込むということが何日も続き、口に入れるものは、経口補水液のみという日が丸2日、それに、りんごとヨーグルトを少し、という日が2日つづいた。このくらい、物を食べないと、確実に胃のサイズは小さくなった。

胃腸に優しいものを食べる

後から思うと、この選択が後々に効いてきた。
このときは、食べても痛くならないもの、としかたなく、ネットで胃腸にやさしいという食材を探して調理をした。
中心となった食材は、キャベツ、豆腐、鶏ムネ肉、かぶ、大根。
特にキャベツは消化機能を使わなくてよいくらい、胃に優しいらしいので、積極的に取るようにした。
調理方法も胃腸にやさしいもの。
基本は煮る、焼く。生のもの、油を使うもの(揚げ物、炒め物)は食べないようにした。
胃に優しい食材、調理方法は、ダイエット時に意識するやりかたとほぼ同じなので、ちょうどよかった。

ゆっくり味わう

絶食をして、小さくなった胃で、初めて口にする固形物はとてつもなく美味しく感じる。私の場合は、近所で手作りをしているパン屋の食パンを焼いて食べた。
そう言う時は、ほんの少量を食べてもその味わいは格別だと思う。
よく噛んで、少量を胃に入れる。
そうしていると、味わいもよくわかるのと同時に、胃がどのくらい膨れているのかもわかるようになる。そうなってくれば、しめたもの。
実際、だんだん胃が回復してきて、目の前にある料理を何か考え事をしたりしながら、あっという間に食べたような時は、そのあと、必ず胃が少し痛んだりした。
そういうときは、食べ過ぎているのだ。

胃腸の状態に合わせる

こうなってきたら、自分の胃や腸への意識が高まっているので、あとは胃腸の状態と相談して、食べる量や食材、調理方法を選んでいけばいい。
まずは、お腹が空くまで、食べ物を口にしない。
なんとなく時間だから、という理由ではなく、お腹が空いてから食べる。
何を食べるかも、段々と胃腸に合わせたものになってくる。
私の場合、甘いものは一切いらなくなった。チョコレートや、餡子ものの和菓子、クッキー、ケーキ、そういうものに興味がそそられなくなった。
揚げ物は、食べたくなるときがあるので、食べてみて、胃の様子で量が決まってくるので、それに従う。
まちがっても、もったいないから食べてしまおう、ということはしない。
このあたりは、その人によって違うのだと思う。
年齢や身体の状態によっても違って、その人にとってちょうどいいラインがみつかるのではないか。
こうしていると、胃に負担がないせいか、確実に身体が軽くなってくるのを感じた。身体が軽くなると、気持ちも軽く、日常の動きが良くなったり、やりたいことが出てきたり、身も心も活動的になっていった。

内臓を動かす

結果的にわかったことが、内臓を動かすのが良さそうだ、ということ。
4月の最初から「歩く」ウォーキングを始めた。
目的は、歩き方の練習。
ペタペタと小股で歩いていた歩き方を、蹴り出した足を後ろに残すようにして歩く、モデルのような歩きに変える。

名称未設定のアートワーク

歩き方を教わった整体の先生から身体の調子がよくなるだけでなく、下半身もスッキリと痩せますよ。と言われ、俄然やる気になったのだ。
その歩き方を続けていると、お腹の内部の筋肉(腹横筋)が伸びて動いて、内臓もギュルギュルと音がし始めて、動いているのがわかるようになってきた。
速く歩くことを意識するというよりは、身体の体幹や内臓が動いているかを意識してあるいた。

基礎代謝を上げる

ここでやったことは、ストレッチ、マッサージ、呼吸と温冷浴。
ストレッチは、整体の先生から教わった下半身の血の巡りをよくするもの。
マッサージは、顔の経絡が内臓(特に胃)につながっていると聞き、顔も経絡の流れをよくするものを取り入れた。
呼吸は、呼吸を使って、身体の筋肉や関節を緩めていくことで、深い呼吸と柔らかな身体になることを意識した。
これらを朝か晩、布団の中で行った。
温冷浴は、血行促進と自律神経の改善を期待してやってみた。
雨で歩くことができない日は、温冷浴で身体を目覚めさせた。

たまに体重計にのる

体重計に毎日乗ると、その結果に一喜一憂して、胃腸の状態に合わせるということの手綱を緩めてしまう。体重が減らなかったり、増えたりすると、胃が求めているのに無理に食べなかったりしてしまう。無理をすると反動がくる。
基準を体重の上下だけに置かないこと、胃腸の状態や身体や気持ちが楽か、ということ、も基準にした方がいい。
やっていることがうまくいっていれば、確実に体重は減っていくので、三日に一度くらいに確認するぐらいで十分だった。

自分にとって心地よいことをする

結局、心も身体も気持ちが良くなることを一つづつしていったら、結果的に体重も落ちていった、ということになる。頑張ってやったことは一つもない。
もし、体重を落とすことだけを考えていたら、きっと、ランニングや筋トレといった、自分に合わないこともやろうとしたに違いない。
体重を落とすのは、心身ともに健康になることが目的だったので、やってみて自分が気持ち良いと思えることしかやらなくてすんだのかもしれない。
自分が心地よいことは続けられる、習慣化できる。すると、結果がでる、嬉しくなり、さらに続ける。良いことばかりだ。
心地よいことをすることを心がけるのも、一つ大事な要素に思う。
私は歌を歌ったり、絵を描いたり、そういうこともしていた。

最後に

50代、じわじわと体重が増え続けて、体重を落とすことは難しいと思っていた人が、減量することが可能になったポイントをあげてみたら、やはり、年齢なりの減量のしかたがあると思った。
50代は、健康になることを目的にすること、心地よさを優先すること、この辺りを大事にするとよさそうだ。その結果、色々と嬉しい効果がついてくる。
今回、コロナの外出自粛ということも、追い風になっているような気がする。
外食をしない。自分の自由な時間が多い。そとからの刺激(誘惑・ストレス)が少ない。この環境は、よい影響があったと思う。
これから、環境がどう変わっていくのかわからないが、このポイントを覚えておきたい。

いいなと思ったら応援しよう!