長年勤めた会社を辞め、コーチングを提供する理由
もともとマネジメントへの活用をきっかけにコーチングを学び始めてから約 1年経ち、今後コーチとしての活動を始めていくにあたって、これまでの想いや今後についてを書いてみます。
プロフィール
新卒から約12年間、大手通信会社にて新規事業開発や社内起業家育成プログラム運営に従事。チームマネジメントを行うなかでコーチングに興味を持ち、複数のスクールで学びながらクライアントとして継続コーチングを受ける。2021年2月に会社を退職すると同時にZaPASSにて本格的にコーチングの学び直しをし、同年春から個人向けにコーチングの提供を開始。
趣味は「旅」と「サウナ」。日常を離れて視野を広げ、内面に向き合う時間を大切にしています。
コーチングとは
そもそもコーチング自体よくわからないなという方のために、まずは簡単にご説明をすると、元々「コーチ(Coach)」という言葉の語源は「馬車」から来ています。乗る人の望む目的地まで送り届けるように、コーチがクライアントの目指すゴールの実現をサポートします。
コーチとの「対話」を重ねることを通じて、日頃一人では目を向けることのない潜在意識にアプローチし、自分の本当の願い気づき、理想の姿や目標達成に向けた行動を促します。
なぜコーチングを提供するのか
前職で社内の新規事業創出プログラムを運営する中で、事業化においては、実現したい世界観に対する「想いの強さ」が何より大事だと痛感してきました。自分が実現したい世界に対する熱い想いを持っている社内起業家は、その実現のためであれば How の部分はマーケットに合わせていくらでもピポットでき、逆に具体的な How にこだわるばかりで「どんな世界を実現したいのか」が曖昧な人は、社内外からのいろんな意見に翻弄され、軸がブレて挫折してしまうのです。
そんな中でふと、「社内起業家による事業創出支援をしている自分自身は、本当は何をやりたいんだろう」と考えるようになりました。
当時の私は、リーダーの役割を担い、イベントを通じた社内発信をしたり、取組みについてメディアで取り上げていただいたりと、傍目で見るといわゆる ”順調にキャリアアップし、活躍している社員” でした。
一方で自身はというと、担当案件の意義を掲げつつも、巨大組織の中で自らの想いとは違うところからやってくる諸々に追われ、どことなく違和感を抱え、今振り返るとどこか閉塞感を感じながら日々過ごしていたように思います。
働くとは、生きるとはこんなものだろうと日々違和感を飲み込んで過ごし、時に明日がくるのが嫌に思える日も正直ありました。
元々学び始めていたコーチングを実際にクライアントとして受けていく中で、抑え込んでいた感情にきちんと目を向け「本当に求めていること」を丁寧に扱ったとき、自分が本当にやりたいことはビジネスそのものの拡大支援することではなく、自分も含めたビジネスに向き合う人々が、心身ともに健やかな状態で、一度きりの人生において自らの可能性を最大限にいかせるよう支援することだと感じ、恐れることなく今の自分に必要だと思える選択を取ることができました。
ちょうど1年前の自分はまさか会社を辞めるなんて思っていなかったのですが、思い切って会社を辞め、好きな時に好きな所に赴きながら全国各地の自然や地元の方々と触れ合い、手放すことで新たにご縁を頂いた取り組みやコーチとしての活動も始ようとしている今、自分の行動一つで、こんなにも見える世界は変わってくるんだと気付かされました。
元居た環境が云々という話ではなく、むしろとても恵まれた環境にいたとしても、自分自身が強い想いを持てているかどうかが、理想の生き方をする上での大前提だなと改めて身をもって体感しました。
ビジネスの場で日々戦う人にこそ、きちんと 「どう在りたいか」 を探求してもらいたい
こんな経緯で今に至るわけですが、退職の挨拶を個別にしていた際、同年代の同僚や大先輩にあたる方からも『自分も実はずっとこのままでいいのかと思ってきているけれど、踏み出せずにいる。だからこそ、その決断を尊敬するし心から応援する』といった声を頂きました。
表に出さずに過去の私と同じ想いをしながら日々鎧をかぶって働いている人たちを間近にしたときに感じたのは、自分の人生こそ誰よりも自分自身が大事にしてほしいということ。
大好きな一冊「自分をいかして生きる(西村 佳哲 著)」の中に 、とても共感している <仕事> についての挿絵があるのですが、自身のこれまでと重ねてトレースしたものを載せさせていただきます。
コーチングを通じて、自身が本当に求めている「在り方」や「実現したいと願う未来」の探求をサポートできたらと思っています。
こんな人に受けてもらいたい
自身の経験も踏まえ、特に以下のような方々にコーチングを受けていただきたいです。
成果としての仕事を生み出す根源である「自分自身」の在り方・軸を明確にすることで、心置きなく日々の仕事に向き合える状態を作ります。
毎日戦闘モードな中で、鎧を外して穏やかに自分に向き合う時間を提供できたらと思っています。
また、私自身も幼少期の環境が ”自己受容” に及ぼす影響について、継続的なカウンセリング・コーチングを通じて徹底的に向き合ってきた経験から、セッション内では ”幼少期に形成された価値観" や "思考の癖”も丁寧に扱うようにしています。
【受付中】体験セッションのご案内
これまで、法人案件なども含め、有償セッション数は380時間以上(2024.6月時点)を経験していますが、セッションを受けていただいた方々からは、以下のようなご感想を頂いています。
子どもの頃、転校も多く若干複雑な家庭環境で育ったためか感受性が人一倍強い方なのですが、その人が発する言葉の一つひとつから「その人が本当に望むものは何か」を感じ取り、フィードバックすることを大切にしています。
なお、コーチングは "クライアントの中に答えがある" という原則の元なので基本的に指導やアドバイスは行いません。ただし、私の経験や人柄で選んでくれたクライアント様に対して、その場で扱うテーマに有益になりそうなものがあれば、あくまで「情報提供」というかたちで場に出させていただくこともあります。
初めは思考から出てくる言葉と、その裏で抱いている感情とを丁寧に扱うことで、ご本人も気づいていなかった願いに気づき、理想に向けての行動に繋げていきます。
※体験セッションの際に、詳細のご説明を行います。
ここまでお読みいただき、受けてみたいなと思われた方は、以下公式LINEからお申し込みください。(初回のみ / 約60分 税込 8,800円)
詳細はHPをご参照ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
少しでもお役に立てたら嬉しいです。