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【5】It's A Wonderful World (イッツアワンダフルワールド)
各プレイヤーは帝国の指導者となり、施設を建設して勝利点を稼いでいくボードゲーム。
ドラフト。
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評価が高いので期待していたものの、遊んでみると意外とあっさり終わり、あまり印象に残らなかった。
世界の七不思議(7 Wonders)のフォロワーで、ドラフトシステムを基調としたゲーム。
全4ラウンドを通して最も得点を取ったプレイヤーの勝ちとなる。全員一斉に出番を進めていき、手札から一枚選んで①建設予定 or ②廃棄を選んでいく。残った手札は全て隣のプレイヤーに渡す(ドラフト)。
7枚のカードを建設予定か廃棄にしたら資源の生成に移る。資源の生成量に応じてボーナス得点を得て1ラウンド終了。これを4ラウンド繰り返して勝利点を競う。
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本作品の面白い点は他のレビューされてる方の評価を参考にしていただくとして、私はなぜ辛口評価なのかについて記載しておきます。
●世界観が見えづらい
1番はここかと。ゲームシステムが先行していて、そのゲームの世界観が分かりづらい。なので、世界観に浸りながら遊ぶゲームというより競技的なゲーム感がある。
イラストも近未来感があって好きなのに、ゲームではプレイアビリティの面からそのカードイラストを隠しながら進めるのが勿体無い。類似作品としてSplendorも挙げられるが、Splendorの方がまだ話カードのイラスト見たり、宝石トークン集めたり、視覚的な情報が楽しめるかなと。
●作業感
拡大再生産はしているものの、基本はコマを配置して建設するだけなので作業感が否めない。ジレンマが少ないのが原因なのだろうか。最初のドラフトが盛り上がりのピークであとはシステマチックな動きになる。
ファーナスに近い作業感があって、プレイ中のインタラクションがあることはあるんだけど他のゲームシステムの印象が強いからインタラクションが物足りなく感じる。
このゲームの評価が高いのはやりこむゲーマーズたちが評価しているからなのか、それともシンプルなゲームシステムが好きな人が多いからなのか。
世界の七不思議の評価が高くない私がそのフォロワーを遊んだとて評価は高くないのは当たり前のことかもしれない。
と、酷評してしまっているが決してつまらないと言っている訳ではない。
ゲームシステムとしてはシンプルながらかなりまとまっているし、世界の七不思議よりはこっちの方が好き。特に得点方法が簡略化されていて考え所がコンパクトに収まっているのは遊びやすさに繋がっている。
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ただ、7点とか8点をつけるには及ばないという話である。この先何度か遊ぶ機会があれば、改めて再評価してみたい。
評価は【5】点。
(運6:4戦術)