【3】FURNACE (ファーナス-ロシア産業革命-)
各プレイヤーは産業革命時のロシアの実業家となり、誰よりも多くの利益をあげることを目指すボードゲーム。
エンジンビルド・拡大再生産・競り。
各プレイヤーが順番に7枚の企業カードのどれかに入札額を決めて入札していく。競りの結果によって企業カードを得るor補償を得るのどちらかが行える。
企業カードの効果を使いながら、資源を獲得して、その資源をお金(勝利点)に変えていく。これを4ラウンド行なって、最もお金を多く持っていたプレイヤーの勝ちとなる。
企業カードのアイコンが分かりやすく、一回ルールを理解すればその後は流れに乗って遊べる。入札のシステムがユニークで、企業カードを入札できなくても補償が手に入るため、大幅に損することはない。
ただ、入札フェイズ以外で他プレイヤーの干渉が少なく、作業感が強い。また、逆転要素が少なく、最初に企業カードを取れないと巻き返しが難しい。なにより、各プレイヤーに最初配られる資本家カードの効果が強いので、その効果によって戦略がかなり引っ張られる。
エンジンビルドはどうしても作業的になりがちだが、そこにインタラクションを加えられるとより良い作品になる気がした。ワーリングウィッチクラフトが良い例。
評価は【3】点。
(運7:3戦略)