【3】High Society (ハイソサエティ)
莫大な富を築いた各プレイヤーが己の富を誇示するために意地を張るボードゲーム。
クニツィア先生の作品。
競りゲー。手元のお金を使って金額を提示して得点となるカードを競り落としていく。1つ前のプレイヤーが提示した金額よりも高い金額をつけていき、値をつけられない場合は競りから降りる、を繰り返す。
得点カードは1〜10までの数字に加え、マイナス点や2倍、1/2倍などのカードもある。
システムは良くできていて、競りゲーの入門としても使えそうなのだがひとつ難点がある。
それは「最もお金を使ってしまったプレイヤーはゲームから脱落する」というシビアすぎるルールである。これにより、競り落とすことが怖くなる。遊んでいて胃がキリキリするような感覚。究極のチキンレースとも言える。
脱落しなかった時の安心感でその後の順位とかどうでもよくなる。勝っても負けてもジリジリしたまま終わる。
ただ、このシビアなプレイ感は好き嫌い分かれるだろう。ぼくは苦手だったけど人によっては好きかもしれない。
クニツィア先生がキレキレすぎた一作。
評価は【3】点。
(運8:2戦略)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?