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【7】Merchants (交易王)

16世紀大航海時代の商人となり、交易品を売買してお金を稼ぐことを目指すハンドマネジメントゲーム。

クニツィア先生の作品。

自分の番は2つのフェイズに分かれており、フェイズ①→フェイズ②の順で進めていく。
フェイズ①では交易品の入れ替え、追加アイテムの購入のどちらかを行い、フェイズ②では交易、手札の補充のいづれかを行う。

クニツィア先生が得意とする「市場の流行に乗れるか」というゲーム性作品の最高傑作だと思っている。個人的にはモダンアートより好き。

本作品のよく出来ている点として、

①相手のターンでも自分に得点が入る
このゲームは相手のターンでも自分に利益(勝利点)をもたらすことがある。これにより、いかに自分のターン以外の時に点を伸ばせるかが重要になっており、暇な時間が一切ない。

②勝利点が追加アイテム購入時のお金になる
自分の番を有利に進めたい時には追加アイテムの購入が必須になる。どれも強力なアイテムなため、次々と購入したいところだが購入には勝利点を引き換えにしなくてはならない。これにより、ゲームの流れを正確に見極める必要があり、勝利点を蓄えるべきか、追加アイテムを買うべきかのジレンマが生まれている。

他にも面白い点があるがこれらが面白さの仕組みかなと思う。あとは色んなボードゲームのメカニクスがバランスよく詰まってる。最後まで勝敗が分からないところもドイツボードゲームらしくて良い。

1プレイの時間も20-30分と短く、それでいて満足感が高い。遊べる人数が2-4人とあまり融通が利かないかもしれないが、少人数で遊ぶゲームに迷っているならオススメ。

評価は堂々の【7】点。

(運3:7戦略)

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