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「特注の部屋76」 DELTA 「THE LINE AMP」
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◆当工房のラインアンプは 音に 透明感、躍動感、奥行き感、アナログ感、厚み等を付加し 上位機種では更に多様なサウンドを得ることが出来ます。オーディオ再生や音源制作に 重宝します◆
◆以下、頂いたレビューです。
数時間経ちました。おそらく今井様渾身の製作作品だと思いますがありがとう御座いました。大枚叩いて内心、心配無かったと言えば嘘になりますが凡そは予想通りでした。完璧なアナログサウンドでホームオーディオのハイファイとは方向性が違うと言う事がとても良く分かります。50年代のノイズだらけの古い録音で音は悪いが名演奏のようなソフトは通常のハイファイプリでは難しいですが本品では音楽表現が良く分かり非常に良いです。音も古臭くなく素晴らしいです。通常の録音のシンフォニーも楽器が一番生々しく勢いもあります。
強烈な個性やキャラクターで聴かせるアンプではないので、本品を導入して一瞬にして自動的に音が良くなるというより、生かす為のシステムとしての使いこなしが重要だと思いました。幸いな事に全体としては良い事ずくめの聴いたことのないサウンドになりました。
②使用 数分では前のプリと殆ど変わらないのですが時間と共にシステムに馴染むに連れ 激変していくのが面白いです。
ちゃんとハイファイの音も出ているのに電気臭くなく生っぽくて音楽に浸れますしエネルギッシュな表現も出ますし
古い録音も新しい録音も対応できてマルチな稀有なアンプです。今迄 聴いたことが無いです。内部の電源トランス コンデンサーなど内部パーツの見た目はハイエンドオーディオの方が遥かに立派だと思いますが先入観を持たず、海外製 国産 ハイエンドアンプオーナーは一度聴いてみるべきです。新しい道が開かれる事でしょう。ここ数年で一番感動体験しました。
③ ボーカル用も聴いてみました。未だ適当ですがイコライザーを併用した場合 音楽に浸れて本当に良かったです。他のプリでは システムをクラシックにチューニングすると他ジャンルボーカル物の録音が合わず、聴けない物も多かったです。同じ悩みを抱えている方も多いと思います。
④(11月10日)レコード聴いて見ました。
日本製オーディオ製品でフランスで賞を取った製品はオンキョーのGS1とオーロラサウンドのフォノイコライザーくらいだと思います。元バーブラウンのエンジニアだけあり技術に優れ現代的な音でクオリティはマランツ7やEARなどの管球式を凌ぐくらい優れていると思いました。今井式フォノイコライザーは現代的クオリティを持ちつつあくまでアナログサウンドと言う点が凄いです。両方兼ね備えたフォノイコライザーやプリは他に聞いたことはありません。これは大変な技術とセンスなのではないでしょうか。
⑤プリの王様が今井式とするとツイーターの王様はヴァイオリンツイーターです。両方組み合わせると電気ぽさが消え 生とオーディオの合いの子の様で異次元サウンドです。
◆
バイオリン ツィータ
このDELTA「THE LINE
AMP」の製作を依頼された方は、世にも稀なるツィータを使用されている。
私は「バイオリン ツィータ」というものについては知らなかった。。楽器をエージングするためのドライバの存在は知っていたが、それをスーパーツィータとして使用する事には無知であったのだ。
まあ、それもそのはず国内では数える人しか使っていないようだ。
バイオリン ツィータを導入するには、バイオリン2丁(特性の揃った物がベストだろう)+エージング用ドライバが必要になる。
楽器として造られた振動板+共鳴体をツィータとして使うのだから、それは素晴らしいサウンドが得られるとのこと。
非常に興味深いし、聴いてみたいものだが、依頼された方は遠方の方。。
何事も、自由な発想が大切なのだ。と言う事を教えてくれる。
昨年特注製作した、このDELTA「THE LINE AMP」を導入された方は、今迄にプリだけで球、石、合わせて約500台購入し、取っ替え引っ替えされたそうですが、今回のDELTAで決まったとのご連絡を頂き、製作者の私としては良かったなと。嬉しいですね^_^
バイオリンツィータの方も更にビオラツィータ一本を追加されたそうです。追求すればする程キリがない世界ですが、その分奥の深い楽しみもあるオーディオ再生なのです。