校長の本音。
中学の校長先生の発言
息子が中学を卒業する1ヵ月前に開催された、市の総合教育会議での息子の校長先生の発言が私の中でずっと刺さっています。
先日の東近江市長の発言とは若干ニュアンスは違いますが、私の中で非常に重なっていたのでした。
まぁ、直接言われた訳ではないですけど、私に言いたい本音がダダ漏れな感じがしました。
どうして学校に行けなくなったかを校長先生には説明したのに・・・
そんな風に変換されちゃったのね・・・
という気分になったのでした。
息子は県外の通信制高校を選択した時、主任の先生から地元の不登校向きの公立高校を勧められるということもあったけど、そこではなく、息子は自分で行きたい高校を選び、それは息子なりの理由もあったのですが・・・
全然伝わってなかった・・・
息子は学校への不信感を募らせたことにより、学校に行けなくなったのに、なんで・・・
先に関わりづらい状態にしたのは学校なのに、なんで・・・
それでいてなんでも相談してくださいって・・・
無自覚なのが怖すぎる・・・
先生たちの中では、理想の子ども像があるのだろうか?
とかね。
何があったかを伝える手段としてPTAを退会してみた
これは年間のPTA会費をけちるためではなく、チャレンジ自体に意味があって覚悟がありました。
だって会費以上の労力がかかることになるかもしれないですから。
でももし、労力がかかることだとしたら、それはむしろやる意味がある。
だって誰かが退会を試みるときにも、その方にも労力がかかる。ということは、私がその労力を引き受けて退会の実績を作ってみよう、という発想です。
そして、私たち親子の身にどういうことが起こってPTA退会を望んでいるのか学校に伝えるきっかけにならないかと思ったこと。
それが大きなの理由でした。
むなしい卒業証書フォルダー
それで、執行部の友人に口頭でPTAを退会したいと話して、その後執行部会議で私の退会が話し合われたようです。
そうしたら、校長先生が私に直接話してみるということになったようです。
それから電話がかかってきました。
「PTA退会についてお話があります」
と。
それで日にちを決めたのですが、日にちが近づくにつれ動悸が・・・
きっと私、校長先生に対面すると何も言えなくなるかもしれないし、多分伺ったとしても、上手く言われて諦めさせられるような気がして・・・
となると、わざわざ行く意味がない・・・。
それで伺う数日前に、退会できるかできないか電話でを聞いてみたのでした。
すると
「退会は認められない」
という答えでした。理由を聞くと、
「地域の関りをもつことが大切だから」
「卒業証書フォルダーが貰えるから」
PTAに入っている最低限の意味は、この2点でした。
フォルダーも要らないし地域の人とは関わっているので大丈夫だとお伝えしましたが、受け入れてはもらえませんでした。
理由や事情を知ろうともせずに。
私をそうさせたものはなんだったんだろうとかも考えてもらえない残念さ。
と、電話のやりとりで感じたのでした。
人と関わるのが苦手なのは校長先生の方
でも、そんなことで私は諦めませんよ。
退会は必ずできることだから。
なので退会届を作り、別紙で事情も書きPTA会長へ。
校長先生にも、会長に送った理由・事情をお渡ししました。
会長からは連絡がありましたが、校長先生は結局ノーリアクションでしたね。
それが6月頃の出来事。
そんなことがあった翌2月、冒頭に書いた校長先生が会議でおっしゃったことに戻します。
私があんなに伝えたことは何も届かず、むしろ逆に変換されていたことに非常に驚いたのでした。
世の中で起こるいじめ自殺のニュース見てたら、学校が関わろうとしない感じがすることがよくありますが、それと同じ感じがしたのでした。
ニュース見てて、亡くなってもあの態度にはびっくりしますが、あちこちでそんな感じなの、何なの?
目の前の人の声を聞く力はないけど、全体の論調に合わせていくのは上手
会議の議事録を読むと、他の教育委員会の方も、それに近い発言をされることがあります。
でも、1mmずつですけど、世の中の流れに合わせて変化も見受けられます。
先日の東近江市長の発言を見て、全体の雰囲気が「親を責めるな」論調になって、それに合わせないと自分の身も危ない、とどこかで思って変化するとしたら怖いことですけどね。
こういう意識の先生って、あんまりいらっしゃらないのかな・・・
ひとりひとりの先生は、感じがいいけれど、「何でも相談してください」と言いながら、カーテンの向こうで話をされてる感じの先生は意外と多いのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?