ダークソウル
Nintendo Switch Onlineに加入していると、昔のファミコンやスーパーファミコンのゲームが無料で楽しめるようになっている。なんとなく敬遠していた初期ゼルダもこれを機にクリアしたのだが、子供の頃難しいと思って投げ出したゲームも、大人になった今なら少しは前に進むことができるだろうと、そんな甘い考えと打ち砕いてくれたのが、そう「魔界村」だ。
「ダークソウル」はずっと気になっていたゲームなのだが、PS4を持っていなかったので、Switchのリマスターを待ちに待ってようやくプレイした。騎士や魔法という中世ヨーロッパの世界観が最高で(ベルセルクが一番近いかな)、顔をすっぽり隠した重い鉄の鎧を着て、がっしゃがっしゃ歩くのを見ているだけでも絵になる!ダークファンタジーなので全体的に敵キャラがキモいのが気になるが、ゾンビ的要素、プレイヤー同士の助け合い・敵対とストーリー以外にも楽しめる部分が満載に詰まってる。
ダークソウルといえば「死にゲー」というぐらい死と試行錯誤を繰り返さないと前に進めないゲームで、これが現代のぬるぬる進むゲームに浸かった自分にはいい刺激になっている。「なんかすごいプレイしてるのにこのゲーム全然終わらないなぁ。長い!」という感覚があるのだが、実は単に同じところで死にまくってるから、先に進まないんだろう。
普段、普通のザコ敵にも気軽にやられてしまうのでボス戦なんかは特に難度が高く、気づいたら殺されてる。なにをされたかわからないけど死んでる。避けれないから死ぬ。盾で防いだけどその反動で落下死ぬ。ということが日常茶飯事で起きるので、新しい場所に向かうときは盾を常時構え、はらはらした気持ちでゆっくりと前に進んでいくのである。まあ、でもそれでも死ぬ。まさに現代の「魔界村」だ。
そんな中で、「怖いけど、前に進まないと行けない。失敗してもチャレンジし続ける。」といういい意味で失敗とチャレンジが前提のゲームであり、自己啓発本的な精神を学べるのである。
また全体的にストーリーがプレイヤーにはあまり明示されないので、普通にプレイしているとただのアクションゲームのようになってしまうのだが、そのくせ背後には濃厚すぎる設定と、世界創造の緻密なまでのストーリーが隠れている。逆に説明されないからこそ「これってどうゆうこと?」とプレイヤーの好奇心を刺激するのかもしれない。そこに嵌っててしまうと完全に沼である。
ここで詳しくは解説しないが、もう色んな要素に「実は〇〇だった」的なものがあって、関心&関心する。そういったことが解説されている考察動画を見るとこれがまた激クソ面白い。「もうさっさと映画化やっ!」という気持ちだ。
もう発売から1年ぐらい経っているにも関わらず、最近ようやく王のソウルをひとつふたつ集めるところまで辿り着いた。そんなことやっている間にゼルダの新作が出て困っているのだが、わたしがロードランをまだ歩いている内に、この流れで「3」もSwitch化してくれないものだろうか?
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