本📖を読みたきゃ、暇になれ

最近、本を読んでない。読めていない。

なんでだろう?とふと思ったんだけど、家にいることが多く気がついたらモニタの中にあるYoutubeやまとめサイトSNS、そしてエロサイトを見てしまっている自分がいる。

たまに電車に乗ってみても、そこまで遠出することもないから本を開くまでもなかったりする。そうするとやっぱりスマートフォンを見てしまっていることにも気づいているのだが止められなかったりするのだ。

 緊急事態制限が解除され、県間での移動もできるようになったとのことだったので久しぶりに実家に帰る。久しぶりに人とちゃんと喋った気がしたし、犬に会えてメンタルが癒やされたというのもあったんだけど実家に2日いる間に文庫を3冊ほど読み切った。いままで「本読めないなぁ」とか言ってる人とは思えない成果だ。

ふと、なぜ本を読み始めたのか?と考えてみる。
小学生の頃、親戚が住むアメリカに一ヶ月ほど家族で旅行に行ったのだけど、さすがにそれぐらいの期間滞在しているとやることが無くなってくる。持っていたゲームももちろん飽きてくる。ということで母親が持っていた西村京太郎のなぜか電車内でばかり起こる殺人事件を扱ったミステリー小説を読みしかなかった。

これが思ったよりハマった!文章を読むことの面白さを実感できたのはこれが初めてで、ここでの小説って面白いんだなと思うことができたのが、自分の読書体験の始まりだったと思う。

 続いては少し期間が空いて、専門学校のとき。学校に着くまで電車で1時間30分ほどかかって通っていたのですが、当時はスマートフォンなんてもちろんないし、まだまだ新聞を縦に畳んで読んでいる人がいた時代だ。そんな中、また本を開いた。

その時は自分の好きなものを知っていたので、ファンタジーやスティーブン・キング、海外のスタンダードと呼ばれる本をBOOK OFFで漁っては買っていたと思う。時間もあったので、A−Zまで棚を全部チェックするなんてことがまだできたりして、一番本を読んでいたと思う(いまはもうめんどくさくてできない。)

こう振り返ってみると、「暇になったとき」に自分は本を読み始めるということに気づいた。意図的に暇な時間というか、なにもやることができないような状況を作り出すのがいいのかもしれない。

こんな時勢だからというのではなく、ちょっと前からソロキャンプに行きたいと思っているんですが、つい手の届くところにAppleの電子機器があるような狭い自室から少し離れて、自然に触れながらなにもできないような環境を作りたいと思ってる。その時は大量の本も一緒に持っていきたいと思う。

そうしたら、きっとぼくはまた本を開く。

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