おじさん予備軍
女友達の話のネタの1つが息子のこと。
息子がいかに馬鹿か。アホか。
「男の子はアホなの」
「うちのはダメ」
アホさ加減の具体例は省略する。アホ自慢は聞いていて面白い。
でも同じことを女の子がやったらどうなの?「うちの娘、アホなの」「娘はバカで」なんて言うの?
言わないよねきっと。女の子には男の子ほどアホなことをする自由はない。
何かしでかしたら「やめなさい」「おとなしくしなさい」「ちゃんとしなさい」説教がもれなくつくから。「女の子なんだから」は21世紀になっても使われているのかな?あーあ。
反対に言うと、男の子は甘やかされているわけです。好き勝手やっても「アホ」で済まされる。しりぬぐいはママのお仕事(嫌味です。褒めてない)。
弟がいると、お姉ちゃんは良い子でいなくちゃいけないし、加えて「アホ」な弟の面倒を見るママ代わりまでさせられる。「弟はアホなの」と母親の口調を真似して言う。女の子はとってもかわいそう。
お姉ちゃんにもアホなことをさせましょうよ。子供らしくのびのびと。
男の子、甘やかしすぎていませんか?
将来、何もできなくて奥さんにぜーんぶしりぬぐいしてもらうおじさんになっちゃいますよ。そのころの日本はさすがにおじさんフレンドリーではないと思いますよ。おじさんフレンドリー社会がこれから何年も続くとは思えないから。あるいはおじさんフレンドリーを貫いて日本は滅びているかも。
男の子がアホで許されるのは国際的に見て稀だと思いますよ。子供を国際人に育てたいなら、アホを口実に甘やかすのはやめてください。
マジでお願いします。
「男の子はアホ」なのではなく「アホを許している」だけです。
ママだけでなく、パパもね。息子のアホさ加減を懐かしく見守らないように。「しょうがないじゃん男の子なんだから」なんて思うパパは、おそらくかつてはママに、今は奥さんにさんざんしりぬぐいしてもらっている人ですよ。わかってます?自覚してないでしょ。息子と一緒にアホなことやってませんか?
ちゃんと大人になりましょう。
*おじさんフレンドリー社会=おじさんにやさしい社会=おじさん以外の存在はすべて奴隷だということでおじさんだけが生きやすい社会