風の時代と呼ばれる今とは目にみえない姿で豊かになること
もうすぐ秋、
4年ぶりにストックホルムに出掛けます。
そしてコロナ禍で
出来なかった個展に向います。
偶然にも招待を受けた個展は、
私が初めて
スウェーデンという国に降り立った町での開催です。
テーマはお話しを頂いてすぐに決めた
『風のなかで』
一本の糸をたて糸に織りなすことで布になる、
それに魅せられて半世紀が経ちました。
私の思い通りに糸たちは
一服の絵になってくれたり、
厚手のカーペットに、薄いスカーフになったり、
糸は自由に形を成します。
その中でも
最も好きなのは絵織りです。
絵の具に見立てた色糸を駆使して、
たて糸の空間を埋めて行きます。
それでもスウェーデンでの個展は緊張します。
テキスタイル王国と言われるほど、
多くの優れたテキスタイル作家が存在します。
今度はどんな作品の発表?
個展名だけを要求され、
会場の広さと状態が知らされるだけです。
スウェーデンでの個展は、
個展回数と同じにテーマを変えます。
私の人生も環境も変わっているのだから、
その表現も変わって当然なのです。
穏やかな淡い色の好きな私である時もあれば、
黒や茶系しか使わないこともあっていいと思っています。
それはいつも
自分の心と手から醸し出されるものだからです。
基本はただ布であることを除けば。
風の時代とは…
自由と柔軟性、
知性と精神性を基本として生きることだと言います。
偶然にも
今回の個展は
風をテーマにして自然界を表現しています。
大好きな雨模様、
雪の音をシルクオーガンジーに染め、
厚手の麻布に、
和筆と墨で風を描き染めしました。
布で鉱物を表現するのは
何故と問われることが多いですが、
ただ石の重さも固さも好きではなく、
あの60年もかかってやっと丸くなる
あの形が好きなのです。
それを思い付いた時の
あのワクワク感が忘れられないだけなんです。
先生がいつも言っていました。
「完成度に媚びることなく、
そのワクワクするあなたらしさの表現をしなさい」
今度はどんな作品を発表するんだろうかと
期待される作家になれと、
今も耳元で囁かれているようです。
それは私には簡単なことではありません。
刺激的でかつ怖い感覚でもあります。
誰も答えてくれはしませんし、
答えは私の中にあるだけなのですから。
正しいのか、そうでないのかも
私が決めなくてはなりません。
私がどうしたいのか。
そこにこそ私の世界があって、
私の居場所があるのだと。
こんなに長く生きて来たのに、
初めて感じることなのです。
私に吹く風の時代とは
そんな誰にも束縛されない、
誰も私の中の価値観を問うことない、
そんな自由な精神性をもつ風の季節でいいのだと。
少しだけでもいい、
観て下さる方々の心に
一服の細やかな風が吹いてくれることを、
そこで自由の風に吹かれて貰えたら、
個展は上出来だと思っています。
布の石たちに
その風で作られた四季を表現して見たかった。
あなたにとって
風の時代の自由とはどんなことでしょうか。
自然界は一つひとつが自由で
でも目的を定めています。
植物の種がプロペラを回して風に乗って、
雨粒も雪の結晶も同じ形は二つとなく
風に乗せられて降りてきます。
そんな自然界の規則があっても
風のなかで飛び回る「自由」があります。
自由とは...
いつも、
いつまでもそれを求めて自問は続きます。
バジルのジェノベェーゼ
ハーブの代表的なバジルは、
暑い夏に欠かせないハーブです。
たくさん収穫できた時は洗って
一枚ずつラップに包んで冷凍も。
トマトには抜群の相性です。
ジェノベェーゼの作り方:
材料:
バジルの葉 約20g 約葉15枚
ニンニク 1/2〜1かけ
オリーブオイル 大さじ1と1/2
塩、コショウ 適宜
パルメザンチーズ 大さじ1
作り方:
①バジル、ニンニクを細かくみじん切り
②①をボールに入れ、
オリーブオイルを少しずつ加えながらよく混ぜる
③パルメザンチーズも加えて、塩、コショウしてよく混ぜ、
冷蔵庫保存する
ガラス製の容器に入れてから、
オリーブオイルをかけて保存する
食べ方:
・パスタやポテトにからめて
・ビザに
・スティックサラダのソースに
・トーストパンに塗って
・炊き立てごはんに
・そうめんに
・ゆで卵に
画像左から
・材料
・材料のバジルとニンニクはみじん切り!
・残ったバジルは1枚ずつ、水を良くふき取り、
ラップにくるみ冷凍して。
水分が付いたまま保存すると、腐りやすくなります。
・容器にジェノベーゼを入れて、
その上に薄い膜が出来るくらいのオリーブオイルを入れ、
冷蔵庫で保存しましょう。
・その際はプラスチックではなく、
ガラスか陶製の容器を使用してください。
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