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ゾンビランドサガを見ておくれ

雲間に光る簒奪の勝機
覚悟を宿命に突きつけて
天下に狂い咲く サガ SAGA
──ゾンビランドサガ主題歌「徒花ネクロマンシー

俺俺、ほら俺だよ。ぷにあなご?そうそう!ぷにあなごだよ。

そんな長く書くつもりもないから、端的に聞く。

「ゾンビランドサガ」観た?アニメ。かわいいやつ。

観てる?ならいい。俺から言うことはもう一つもない。
スキだけしてブラウザ閉じていい。2期楽しみっすね。へへ……

観てない。なら観て欲しい。俺なんかに観て欲しいって言われて「ハイ観ます」ってなるならスキだけしてブラウザを……「ハイ観ます」ってならないやつは、とりあえず以下の記事だけでも読んでくれ。1000字くらいだから。

何にせよ、俺は感動した、いいアニメだから観て欲しい。っていうことが言いたいだけの記事。え?どうして放映からちょうど1年経ってるアニメを今になって褒めだすのかって?そら、俺が最近観たからだよ。触った時が旬。わかったか。じゃあサッと要点を説明しつつ褒めてAmazon Primeのリンク貼って締めるから。よろしくな。

唸る徒花・華々しい合体事故

「ゾンビランドサガ」は身もふたもなくまとめると「美少女ゾンビがご当地アイドルをやるアニメ」。

奇をてらいすぎ?と思うよな。アイドルアニメ、という括りだけでももう沢山ありすぎて「ファミコンばっかやってないでとっとと塾行きな」「ババァ何度言ったらわかるんだよ、これはピピンアットマーク!」って状態になってるし、流石に全員死んでるとなると「付き合いきれねえ!」ってなるかもしれない。

でも、このアニメ、「イロモノ」で片づけるには早い。Cygamesのプロデューサーが4年温め続けた「ゾンビアイドルアニメの企画」と「佐賀県が舞台のアニメの企画」が十字路で衝突したのをアニメ会社のMAPPAが3倍の回転をかけて作り上げた1200万パワーの作品なので、それぞれの要素が死なないまま最後まで突っ走るのだ。最終話まで。主人公は1話で死ぬけど。

ゾンビだし、ご当地(佐賀)だし、アイドルだ。どの要素も捨てず、ものすごいパワーを以て3つの要素が圧縮合体され、唯一無二のアイドルアニメになってる。最初、「顔、紫かあ」って思って観てたけど、もう紫のほうがカワイイ!ってくらいの勢い。あと、首動いたり手が動いたりする仕草の音が全部「グチャ……」「ミチッ……」みたいなのも、かわいい~~~!!かわいいんだよ!!!いつのまにか!!!!

主人公たちゾンビユニットのみんなは享年も生きた時代もばらばらで、死ぬ前に色々あった。そもそも若くして死んでいる訳で、アイドルとして第2の生を受けたことで起きるドラマはどれも「ゾンビアイドルアニメ」じゃないと見れない。かといって、しんみりし過ぎず、いい感じのテンションで見れるのも魅力。温泉回もあるし、ポロリもあるよ。首とか手とか……

個人的には90年代にレディースの特攻隊長だった二階堂サキちゃんが、生前いたチームの総長の娘と出会う9話が本当に好き。サキちゃん、ヤンキーだから息吐くように「ブっ殺すぞ」って言うし、ヤンキーだから誰よりも地元の店や行事に詳しい。かわいいねえ……

あと、佐賀のことは俺は良く知らんけど、「ドライブイン鳥」には死ぬまでに1度は行きたくなったし、最終話でライブやったアルピノってホールで本当に凱旋ライブとかやったら遠征絶対考えると思うくらいには、佐賀県のことが……え?7月にやったの?アルピノで?ライブを?そう……(俺が視聴したのは8月入ってから)(無念じゃ)

観よう

とりあえず1話と2話を見よう。無軌道なドライブ感がすごいぜ。

Amazon Primeなら無料。(2019年9月9日現在)

忙しい人向け

わかった。現代人、忙しいよな。1話と2話の計40分強も惜しい人がいるのを俺は当然見越している。

じゃあ、オープニングだけでも観て欲しい。作品の内容はともかく、作品の熱量はなんとなく掴めるからだ。これだ。

以上だ

じゃあ、言いたいこと言ったし俺は山に帰る。

上でも書いた通り2期やる(発表されたばっか)し、「ゾンビランドサガ展」とか催しもちょくちょくあるし、もう今見といてさ……ネ……人生を……ネ……

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