宮古島わくわく探検ツアーに参加して感じたこと
前回の記事で宮古島わくわく探検ツアーでどのような活動をしたのかをお伝えしました。
前回の記事をまだご覧になっていない方は、ぜひこちらの記事も合わせてご覧いただけると嬉しいです。
私はスタッフとして参加したのですが、このツアー主催者のお二人、上坊由美子さんと梶谷希美さん(以下、上坊先生、のんちゃんと記載しますね)の子ども達と接する対応が素晴らしかったです。
なるほど~!と頷くことばかりでした。
3泊4日の期間、寝食をともに濃厚な時間を過ごした子ども達。
短い期間にも関わらず、子ども達の成長、自主性が育まれていく姿を目の当たりにし、体験がいかに大切かを感ぜずにはいられませんでした。
指示されないと動かない子ども達・・・
宮古島での生活は、子ども達のやりたいことを話し合いで決め、計画されていました。出発前にオンラインで顔合わせを兼ねた打ち合わせがあり、大まかな活動内容は絞られていましたが、具体的な計画は現地での話し合いで決定されていきました。
ということで、前回の記事でお伝えした活動内容になったのです。
朝食と夕食のメニューも話し合いで決め、買い物から調理するまで全て子ども達が行いました。もちろん、大人も手伝いましたが、できるだけ子ども達がキッチンに立っていました。
しかし、初日からそうだったわけではありません。ほとんどの子ども達が家でも積極的に手伝いをしている子ども達ではないのです。探検ツアーに参加する事前に、自分たちでご飯を作ります。という説明はされていました。
にもかかわらず、遊んでいる子ども達に対してのんちゃんが一言!
「あなた達は、何も手伝いをせずにご飯を食べるつもりですか?」
その一言に、サッと立ち上がってキッチンに来る子もいれば、きょとんとしている子も・・・
「どうしていいか?わからない時には、『何かすることはないですか?』と聞けばいいんだよ。」
その後からは、お箸を並べる子、コップを並べる子、野菜を切る子、ご飯をお茶碗に入れる子、炒め物をする子等、それぞれ自分ができることを見つけて行動していましたよ。素晴らしいです。
片付けももちろん、自分の食器は自分で洗います。でも、よく見ると洗剤の泡がまだ付いたまま水切りかごに入っていることも・・・
「◯◯ちゃん、もう少しきれいに洗ってね。」とお呼び出し。
「俺じゃない!」 それでいいの?
食後のテーブルに使ったコップが3個残されていました。自分が使った食器は自分で洗うことになっています。
「誰かな?」の呼びかけに誰も応じようとせず、しまいには「俺じゃないよ!」の発言が・・・
そこでのんちゃん登場!「本当にそんな態度でいいの?」
中学生のM君がサッと立ち上がってコップを取り、キッチンで洗って片付けました。その行動がスマートでかっこよかったこと!M君ありだとう❤
小学生の子ども達は、お兄ちゃんの行動をしっかりと見ていました。
翌日の夕食後の片付けは、テーブルに残ったコップを自分が使ったコップでなくても、自ら進んで片付ける小学3年生の姿がありました。昨夜のお兄ちゃんの姿が心に刻まれていたのですね。清々しい光景でした。
何事も経験して一つずつ覚えていく、子ども達の成長が垣間見えた瞬間でした。
まだまだ、エピソードはありますが、続きはまた次回に。
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