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一年後の自分に手紙を書く

ついに連続10日間、日記を書くことができた。とても嬉しい。
毎年夏は、とても忙しくて気づいたら8月が終わってるのですが、今年は少しだけ、記録を残せました。

ここ何年も、文字を書くのは、目的(例えば卒業するためにレポートを出す)とか、需要あること(ビジネス的なPR文章を書く)しかできていなかったので、この駄文を書いている時間は私にとって、とても贅沢な気がしています。

先日、一年後の自分に手紙を書いてきました。一年間手紙を預かってくれて、送ってくれるサービスのカフェがあるのです。
東京・蔵前にある「封灯」さんというお店。

焼き菓子とお茶、それからこの手紙を書くために必要なもののセット、というものをオーダーし、静かな店内で、お茶を飲みながら手紙を書きました。

ちょうど同じ時期に退職する同僚・かなえちゃんと二人で、夏の夕暮れにそのお店を訪れて、同じテーブルで、各々、一年後、まったく何しているか分からない未来の自分に手紙を書きました。

いきなり白紙の便せんを渡されても、きっと、何書こうかなってなるかと思うのですが、書き始めやすくなるような、ささやかな問いかけというか、そういう柔らかいフォローがされていて、全体的に心遣いが行き届いた、とてもグッドデザインサービスでした。

メインのカードのほかに、小さなカードももらえて、それは同席している人の封筒にも入れていいよ、というものだったので、私はかなえちゃんへの愛のメッセージを書いて、かなえちゃんに一年後に届く封筒に入れた。

かなえちゃんが私に書いてくれたカードは、一年後、忘れた頃に私の封筒に入って届く。

素直にとても楽しみです。

過去の自分の日記やメモが、秀逸だったり面白くて感動したことはありますか?私は結構あります。

すぐに考えたいろんなことを忘れてしまうので、過去の自分の思考は、もはや他人の思考みたいなものです。

しかも、自分が興味あることを考えている「自分」という存在は、かなり大事な人だと思いました。
その時はとるに足らないような思考に、あとで感動するかもしれないので、できる限り、記録を残すことが未来の自分へのプレゼントだなと思う今日この頃です。

なので、この夏休みの日記は、読んでくれているかもしれない誰かへの、旅先から送る夏のポストカードみたいな気楽な手紙でありつつ、未来の私への贈り物なのであります。

知り合いの博士は、朝1時間ジャーナリングして、頭に思いついたことをひたすら、A4で4枚分書き出してるって言ってた。
それくらいできたら、次の何かを早くひらめける気がします。
前に進むことに時間を使うことと。
記録を残すことに時間を使うこと。
そのバランスをどうとっていくかが問題よね。
それについてはまだ最適解が見つかってないので、模索していく所存。

未来の自分の幸せを願う夜に。

P.S 今日は台風明けの夕暮れがきれいだったよ。



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