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昨日夢を見た 食の改善プログラム

 私は健康になるべく、食の改善プログラムのイベントに参加している。
会場ではマーケットが開かれていて、野菜や果物などの店がたくさん並んでいる。
食事のメニューが課題として与えられ、そのメニューにあった素材をマーケットで選んで買う、というものだった。
自分の食材を見る目が試されるのだ。
 我先にと、良い食材をゲットすべくマーケットは混雑していて、私は皆の勢いに押されモタモタしていた。
こんな時自分はいつもそうだ、とさっそく自己嫌悪に陥る。
モタモタしているうちに、食材はほとんどなくなり、残っているのは痛んだり、欠けたりしている野菜だった。
がっかりしながら野菜を眺めていると、お店のおじさんがこちらを見ている。
おじさんは頭をすっぽり覆う帽子を被っていた。
その姿を見て私は、まだ寒いからそのぐらいの帽子は必要だよな、となぜか納得している。
八百屋のおじさんの顔は、知った人、という訳でもないが、私の中に何かおさまりどころを感じさせる顔だった。
「代金は現金でもいいけど、健康保険証を見せてくれれば後から支払えるよ」と表情を変えずに平坦な声で言った。
きっとシャイな人なのだろう、と私は思った。
 
 夢はここで終わった。
夕べ寝る前に、テニスプレーヤーのジョコビッチ選手の本を読んだから、こんな夢を見たのだと思う。
八百屋のおじさんは、目が覚めてから気が付いたのだが、テレビ番組でコロナのニュースの解説によく登場する医師だった。
夢の中ではその事には全く気づいてはいなかったし、見たことのある人だとも思っていなかったが、八百屋のおじさんの顔を見た時なんだか腑に落ちる感じがあった。

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