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ysh
2018年2月18日 23:21
信じる、ということは、あの頃の私にとっては到底近づくことのできない、とても眩しいものだった。眩しくて目を向けられないほど。友達、というものは、あの頃の私にとっては理解しがたい言葉だった。余りにも苦しくて脆い、その関係性。私と彼女たちの間には常に薄い、ごく薄い膜が張っていた。まるでココアの表面の、薄いそれのような。フォークで掬えば簡単に取り除けたはずの薄い膜。私は、けれど、そのやり